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出逢った小説リスト 【2016年10月-12月編】 [読んだ作品リスト]

2016年(平成28年)の10~12月に出逢った小説たちです

 ここ数年、読む作品数が落ちて、今年は一番多かった年(80冊)
のわずか1/2 に終わりました・・・。この第4四半期もたった9冊、
しかも約半分の4冊が再読と、1年を象徴したような数字・・・。
 何だか、本好きと標榜できなくなってきている気がします。

  ※ 『出逢った小説リスト【2016年7月-9月編】』もよかったら

*:..。o○★゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆*:..。o○★゚・:,。*

33-34_アナザヘヴン 【飯田譲治・梓 河人】(再読)
 この作品の映画が大好き! 持っているDVDケースを見たのを
きっかけに無性に読みたくなって、古書店で探して入手しました
(昔、買ったのに売ってしまった・・・)。
 想像するだけで気分が悪くなりそうな猟奇殺人から始まる物語
は、現実世界からSF世界へと進んでいきますが、物語自体は非常
に現実的な世界で展開するので、このアナザーヘブンの世界を
否定し切れないリアル感のある物語でした。
 改めて読んでも、私好みの素敵な作品です☆

35_悪漢刑事 再び 【安達 瑶】

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  ▲ 悪漢刑事、再び (祥伝社文庫 あ 18-5)
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    作者: 安達 瑶
    出版社/メーカー: 祥伝社
    発売日: 2008/12/11
    メディア: 文庫

 悪漢刑事(わるでか)シリーズの第2作。現実に存在したら、きっ
と眉をひそめるようなやりたい放題の主人公に、なぜか魅力を
感じるのは、きっと権力を笠に着る奴をぶった切る、いわば定番の
時代劇みたいなところなのでしょうネ!
 エロティックな描写に注目が行ってしまいがちなこのシリーズで
すが、ストーリーも十分に楽しめます。

  
36_思い出のとき修理します 【谷 瑞恵】

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  ▲ 思い出のとき修理します (集英社文庫)
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    作者: 谷 瑞恵
    出版社/メーカー: 集英社
    発売日: 2012/09/20
    メディア: 文庫

 評判がいいのは知っていたのですが、表紙のイメージからか、
車椅子探偵みたいに、時計店の店主が日常の謎を解き明かして
いくような作品と勝手に想像し、読む気にならず手に取りません
でした。
 実際には、心に傷を負った女性が、引越先の街で出逢った時計
屋さんとの関わりの中で少しずつ癒されていくといったストーリー。
 現実なのか非現実なのか分からない不思議なところがあり、
また、ほっこりとした、なかなか素敵な作品でした。

37_ぼくらは夜にしか会わなかった 【市川拓司】
 6つの短編からなる作品。市川さんの作品と言えば、繊細で、
純粋な人たちが描かれることが多いです。この作品も同じ。登場
人物たちは繊細で、真っ白で、触れれば折れてしまいそう。
キレイという言葉が似合う作品かな。
 私的には「いまひとたび、あの微笑に」という作品が好きです☆

38_ドールズ 闇から招く声 【高橋克彦】

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  ▲ ドールズ 闇から招く声 (角川文庫)
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    作者: 高橋 克彦
    出版社/メーカー: KADOKAWA
    発売日: 2004/02/22
    メディア: 文庫

 ドールズ・シリーズの第3作にして、初の長編です。このシリーズ
は既に完結しているようなので、ゆっくり味わって読むようにして
います。この第3作は新たな展開もあって、完結に向けて踏み出し
たという感じ。次の作品も早く読みたいですが、楽しみは後に取っ
ておこうと我慢しています ^^;

39_邪馬台 【北森鴻・浅野里沙子】

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  ▲ 邪馬台: 蓮丈那智フィールドファイルIV (新潮文庫)
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    作者: 北森 鴻
    出版社/メーカー: 新潮社
    発売日: 2014/01/29
    メディア: 文庫

 蓮丈那智フィールドファイルⅣです。このシリーズは、日本古代
史に正面から向き合っているので大好き☆ ただ、すぐ読まなかっ
たのは、北森氏が亡くなられて、もう新作がないと思うと、読んでし
まうのがもったいないという気持や、ラストを共著者が書いている
ので北森氏の構想とは違うだろうと思ったからでした。
 内容は、以前の別作品と絡んでいるのですが、その作品を読ん
だのはかなり前であったため、今一つ繋がらず・・・。楽しむなら、
復習してからのがいいですね。
 読んでいる最中、もう新たな作品が読めないことが頭をかすめ、
寂しかったです。

40_笑わない数学者 【森 博嗣】(再読)
 S&Mシリーズ第3作。以前読んだとき、途中でトリックが分かった
のを思い出しました(推理したというよりカンですが・・・^^;)。
 当時、このシリーズは犀川助教授と萌絵との関係性が気に入って
いたので、謎の部分はあまり注視していなかったのですが、今回は
謎を特に意識して読んだので、違う作品を読んだかのように楽しめ
ました。
 

41_私的詩的ジャック 【森 博嗣】 (再読)
 S&Mシリーズ第4作。「笑わない数学者」を読んで、このシリーズ
の楽しさを思い出したので、続けて読みました。この作品の物理的
なトリックを素人が推理するのは難しいかな。ただ、舞台が大学な
ので、親しみやすかったです(情景がイメージしやすい)。


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