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ラストレター 【映画】 [映画の棚]

 岩井俊二監督の繊細な作品が大好きです☆
 しかも、特に大好きな作品の「Love Letter」とモチーフを同じくする
この作品は絶対に観なくては!っと公開を楽しみにしていました。

  LastLetter1.jpg

【 story 】

 
亡くなった姉の未咲の同窓会に出席した裕里は、姉に間違われ、姉が
亡くなったことを伝えられなかった。そこで初恋の鏡史郎と再会し、
未咲のふりをして鏡史郎と文通することに・・・。
 ところが、鏡史郎からの手紙が、未咲の娘・鮎美に届き ー。そして、
鏡史郎は未咲への初恋の想い出をたどり始める・・・


【 期待どおりの繊細な作品 】

 
人生を通して抱き続けた想いー
 そして、初恋の淡い想い出と、戻ることのできない日々・・・。

 宮城の美しくて落ち着いた雰囲気を背景に、抱え続けた想いと切なさ
と、複雑な思い、やるせなさを繊細に描いた物語でした。
 この胸にチッと突き刺すようなほろ苦い想いは、言葉に表すことが
できないです。言葉にすれば作品の素晴らしさを薄っぺらくしてしまい
そうで。うまく書けませんが、感情に染み入ってくるとても素敵な作品
作品でした。

【+plus】

 
好きな作品は必ずパンフレットを買います。この作品ももちろん!

  LastLetter3.JPG

 パンフレットを買うのって、感動を手元に置いておきたいと思うから
ですが、権利の問題なのかときどき俳優さんたちの写真がほとんど載っ
ていなくて、がっかりすることがあります。でも、この作品のパンフは
美しいシーンや心に残るシーンが数多く使われており満足!お薦めです
(*^-')bイイ♪


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Fate/stay night[Heaven’s Feel]」II. lost butterfly 【映画】 [映画の棚]

3部作の第2章。第1章から1年以上待って、やっとです。ホント
待ちました・・・ ^^;

FateHF01.jpgFateHF02.jpg
 ▲ 第1章は静かな展開でしたが、第2章ではいよいよ・・・!

【story】
セイバーを失った士郎。 しかし、桜が魔術師であることが明らか
になる。
 ー 俺は、桜だけの正義の味方になる ー
桜を守るため、士郎は聖杯戦争で戦い続けることを決意するが・・・。

【やるせなさと・・・】
Fateという作品自体がもともと重い雰囲気をまとっていますが、
この第2章はさらに息の詰まるような重さ、苦しさに包まれた
作品でした。
この作品を男性目線から見ると、桜の可憐で、一途(いちず)な
ところは、ある意味、男性を魅了する ー男性の理想の女の子ー
なんだと思います(きっと、究極の理想像なのでしょう)。そして、
多くの男性は、こういう娘(こ)が身近にいた場合、全力で守りたい!
という気持になるんじゃないかと思います。だからでしょうか。
抗い難く増々悪化する桜の状況に、やるせなく苦しくなってしま
いました。正直観ていてなかなかキツかったです。

 FateHF03.jpg
 ▲ 桜の憂いの表情がストーリーを物語っていますネ。

唯一の救いだったのは、想い合う二人が結ばれたこと。絶望的と
もいえる状況の中、二人が互いの想いを確かめ合う素敵な
シーンでした。ただ、ちょっと過激な描写だった印象も・・・。
性描写に目をとられて、大切な意味を持つこのシーンの意味が
伝わらなくなってしまわなければいいのですが。

この作品に限りませんが、戦闘シーンなどより、このような心の
葛藤とか想い(心理)が描かれた作品が好きです。繰り返しになり
ますが、非常に重かったですが、観応えがあって、私は大変満足
した作品でした (^o^)bグー。お薦めです♪

 FateHF04.jpg
 ▲ 戦闘シーンは迫力!そして、この美しさ♪

【plus+】
第3章・最終章の公開は、1年後の2020年春のようです。まだ
かなり先ですね。願わくは、幸せに物語が終ってほしいですネ☆

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聲の形 【映画】 [映画の棚]

 原作は、2015版「このマンガがすごい!」オトコ編の1位ですし、
レベルの高い作品を制作する京都アニメーションの作品だし、
映画を観た人からの評判のいい声も聞こえてきていたので、ずっと
観たいと思っていました!公開から1か月以上経って、やっと観て
きたところです。

  チラシ1(表).jpgチラシ1(裏).jpg

 感想は・・・
 良かったです!すごく良かったです!!観て数日経つのですが、
まだ心に強く残っています☆
 私的には、同時期に上映されている「君の名は。」以上の作品かな
(でも「君の名は。」も良かったんですよ!)

【 story 】

 小学生の将也のクラスに聴覚に障害のある硝子が転校してくる。
いじめとうういう意識のなかった将也。しかし、将也のいじめにより
硝子は転校し、ある出来事をきっかけに将也は逆にいじめられる
ことになる。
  高校生になった将也は、周囲の人との接触を避け、硝子にしたこと
を後悔し、孤独の中に生きていた。そして将也は、勇気を出して硝子
に会いに行く・・・。

  

  チラシ2(表).jpgチラシ2(裏).jpg

【 上質で心に残る作品 】

 将也の孤独とか、後悔、人への恐怖、そして絶望などといった心情を、
背景に描かれた雲一つない乾いた空であったり、そらす視線であったり、
オドオドしたしぐさであったりと繊細に表現され、将也の心の空虚が
ジワッと伝わってきました。
 人と人との関係って誰もが悩んだ経験があると思いますが、難しいで
すよね。将也に自分を投影して共感したのか、けな気な将也の姿を
応援したくなったのか、ガンバレと思いながら観ていました。

 
 将也と硝子を焦点にして上手くてまとめられていて、本当に中身の
濃い、上質な作品でした。もしこの作品を、アニメーションという先入観で
観なかったとしたら、本当にもったいない作品だと思いますヨ
(*^-')bスゴクイイ♪


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出逢った映画リスト 【2015年7月-12月編】 [映画の棚]

2015年の下期は、本数は少なかったけど、見応えがある作品
が多かった印象です
なので、下期も「出逢った映画リスト」として、まとめてみますネ♪ 

 ※2015年上期のリスト(Link)も良かったらのぞいてネ。

06_ターミネーター ジェニシス

    terminator_genisys_s.jpg

 このシリーズ、やはりインパクトがあったのは第1作と第2作。
ホント名作だと思います。その後の作品も、それなりにおもしろ
かった印象は残っているのですが、あまり内容を覚えてなくて・・・。
 今回の作品は、ホントおもしろかった!第1作の懐かしい
シーンを描きながら、“こういう展開か!”っと驚く展開。第1作や
第2作を知らないと十分に楽しめないところもありますが、観て
いる人には懐かしのシーンにも出逢えて、とても楽しめる作品
だと思います。
 ちなみに、エンドロールが始まってすぐ出て行ってしまう人が
多かったのですが、エンドロールの中間で、映像が入りました。
そういう作品は意外と多いので、ゆっくり作品の余韻に浸るつ
もりで、最後まで観た方がいいと思いますよ。

07_ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション

  mission_impossible_rogue_nation_s.jpg

 このシリーズだし、最初から最後まで、息つくひまもない展開に
なるだろうとは思ってましたが、話題となっている飛行機の離陸
シーンだけでなく、水中シーンや、特にバイクの疾走シーンなどは、
すごい迫力で、手に汗握りました。ストーリーもおもしろくて、
まさに最後まで息つく暇のない展開。それにしても、トムのスタン
トはすごいとの一言に尽きますね。
 観に行く前にシリーズ第1作を見直したのですが、それもあっ
て、トムも少し年をとった印象。シリーズ最終作と宣伝していま
すが(どうして最終作かは知りませんが)、このシリーズ、トム自ら
のスタントシーンが売りでもありますから、トムの年齢のことを
考えると、最後になるのはやむを得ないのかもしれませんね。
とても残念ですが T_T

08_図書館戦争 THE LAST MISSION

  図書館戦争2(1s).jpg

 第1作は観ていましたし原作が好きなので、迷うことなく観に
行きました。原作の図書館「危機」(第3作)と革命」(第4作)が
ベースなのかな。
 戦闘シーンが多くてスゴく迫力はありましたが、個人的には、
郁と堂上の関係をもっと描いて欲しかったなという印象です。
 詳しくは、こちらをクリックしてネ!

09_<harmony/> ハーモニー

  harmony02s.jpg

 原作者の高評価を知り、映画の予告編をネットで見てみたら
興味をそそられ、内容をほとんど把握しないまま観に行きました。
 映像はキレイで丁寧に作られています。肝心なストーリーです
が、少々難しく、後で原作を読んで理解できたようなところもあり
ました。かなり原作に忠実に映像化しています。
 詳しくは、こちらをクリックしてネ!

 

 2015年に観た映画は9本。前年に比べれば増えましたが、
何本か観たい映画を見逃しました。観た作品の中では、何と言っ
てもターミネーターとミッション:インポッシブルがおもしろかった!
 いずれも家で第1作を観たのですが、シュワちゃんもトムも
若かった!あと、ターミネーターを観ていると、SFX技術の進歩
に驚かされますね。
 さてさて、2016年はどんな映画に出逢えるか!楽しみ☆


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< harmony/> ハーモニー 【映画】 [映画の棚]

 夭逝の作家、伊藤計劃(けいかく)氏の3作品が映画化されて
います。ちなみに夭逝(ようせい)とは、若くして死ぬこと、早世の
意味。伊藤氏の才能がどれほどなのか承知していませんが、
このように伊藤氏を称え映像化しているのですから、高く評価さ
れているのでしょう。そんなことから、全く未知であるこの作品が
気になって観てみました。

    harmony_movie.jpg
   ▲ 映画の公開に併せて(だと思いますが)、このイラストが
    原作文庫の通常カバーの上にかけられています。
     
ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
     ( ↑ 原作本は、タイトルをクリックしてamazonへ)
     作者: 伊藤計劃
     出版社/メーカー: 早川書房
     発売日: 2014/08/08
     メディア: 文庫

【 story 】

  世界が混沌を極めた「大災禍」後、恒常的に体内の健康状態
を監視するシステムWatchMeをインストールし、メディケアに
よって病気を駆逐した、優しさと倫理に支配された世界。
 その真綿でやさしく首を絞めるような優しい世界に徒(あだ)をな
すことを示そうと、御冷ミァハ、零下堂キアン、そして、霧慧トァン
は自殺を図る。
 13年後、そんな世界を覆すような同時多発自死事件が発生し、
螺旋監察官となったトァンの目前で、もう一人生き残ったキアンも
「うん、ごめんね、ミァハ」という言葉を残して自殺する。死んだはず
のミァハの意識を感じてトァンは調査を始める・・・。

  harmony01s.jpg

【 難解☆ 】

 一見、調和のとれた理想的とも言える世界。しかし、そこに潜む
息苦しさと、人としての本質とはといったテーマが描かれた、少々
(かなり?)難解な物語。映画を観ただけでは十分に理解できず
原作を読みました。原作を読まなかったら、うまく世界観を理解で
きたか自信がなかったな(まあ、伊藤氏が描きたかったことを十分
に理解したという自信もないけど)。
 一方で、もし映画を観ていなかったら、小説だけ読んでも世界観
が上手くイメージできず、理解できた気がしないのです(映画で
ストーリーの大枠と世界観を把握して、小説で、映画で理解し切れ
なかったところを補完した感じです)。つまり、「観て」「読んで」を
両方しないと理解できない作品かもしれないですネ!

    harmony02s.jpg

 映画は、時間の枠に納めるために本題に影響しないエピソードを
削ぎ落としていますが、かなり原作に忠実に描いています。でも、
やはり小説の方が、伊藤氏の世界観を深く理解できた印象かな。
人物に“思い”を好きなだけ語らせることができますからネ!
 ラストは、映画を観たときの私の解釈が少し誤っていたようで(私の
理解力不足です!)、小説を読んで、ミァハの目指した世界や手法、
トァンの感情が理解できました。
 私的には映像を観てから本を読む方が世界観を理解しやすくて
お薦めかな☆

【 +plus 】

 映画にも小説にも、「<」と「>」に囲まれた表記が出てきます。
詳しくはないので話半分で聞いて欲しいですが、小説では、
  <declaration:calculation>
    <pls:敗残者の物語>
    <pls:脱走者の物語>
    <pls:つまりわたし>
  </declaration>
で物語が始まります。
 <>と</>は、<>から</>までという意味になり、<>に挟ま
れたdeclarationは、公表とか宣言という意味ですので、この小説
は「敗残者の物語」、「脱走者の物語」、「つまりわたし」という『宣言』
なのでしょう(たぶん^^;)。
 </>が終わりを意味しているとすると、タイトルの<harmony/>
に「/」がついているのが意味深ですネ!

 


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図書館戦争 THE LAST MISSION 【映画】 [映画の棚]

  原作が大好きな作品。映画第1作目(Link)も気に入った作品だった
ので“これはも~観なくては!”と思って行ってきました☆

【 story 】

 茨城県で表現の自由をテーマとする芸術展が開催されることになり、
そこでメディア規制に対抗する根拠であり象徴の「図書館法規要覧」
が特別展示されることとなった。
 郁(榮倉奈々)たち図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)は
会場警備のため、水戸に派遣される。そこに、メディア良化委員会
が「要覧」を奪取しようと急襲する。
 圧倒的武力に追い詰められる郁や堂上(岡田准一)たち。
 ライブラリータスクフォースを追い詰めるメディア良化委員会の後ろ
には、手塚光(福士蒼汰)の兄・慧(松坂桃李)が暗躍していた・・・。

      図書館戦争2(3s).jpg
                  図書館戦争2(4s).jpg

【 戦闘シーンが迫力! 】

 銃撃戦などの戦闘シーンが多かったなあ、というのが一番の印象。
すごく迫力があって、岡田准一さんの格闘シーンなどもすごくて驚きま
したが、ストーリー的には軽かった(人物を描いている部分が少なかっ
た)かな。

 この作品の原作の一番の魅力は、郁と堂上、柴崎と手塚のそれ
ぞれのカップルの微妙な関係、やりとりだと思います。映画には時間
の枠があり、2つのカップルを描くのは中途半端になりかねないので、
郁と堂上に絞ったのはやむを得ないですが、その郁と堂上の関係も
十分には描かれておらず、その点については、私的にはちょっと不満
でした(もっと、平穏な日々も描いて欲しかった!)。
 まあ、あくまで個人的な印象なのですが・・・(映画に満足された方
にはすみません m(__)m!)。

 でも、批判ばかりしているように感じるかもしれませんが、全体とし
ては、榮倉奈々さんの透明感と明るさが魅力でしたし、岡田さんの
格闘シーンに代表される戦闘シーンはものすごい迫力で、観ていて
力が入ってしまいました。全体的には満足です(*^-')bヨカッタヨ♪

      図書館戦争2(1s).jpg
                  図書館戦争2(2s).jpg 

 あと、松坂桃李さんが格好良かったですネ。ああいうクールな役が
意外と似合うんですね。


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出逢った映画リスト 【2015年1月-6月編】 [映画の棚]

2015年の上期は、数年ぶりに、ちょっとだけ映画を多く観れました!
ちょっと嬉しい♪
なので、「出逢った映画リスト」として、まとめてみますネ♪ 

01_神様はバリにいる

  神様はバリにいるs.jpg

 事業に失敗して借金を抱え、逃げるようにバリを訪れた祥子
(尾野真千子)が出会ったのが「アニキ」(堤慎一)。
 見た目は危なそうな兄ちゃんながら、皆から「アニキー」と親しまれ
るアニキと接していくうち、「アニキー」の心優しい、前向きな人間性
に癒やされ、次第に再生していくという物語。
 「アニキー」の見た目とのギャップや、ニヤけた笑顔(堤慎一さん
の表情がとてもいい!)がとてもおもしろくて、観ていて陽気な気分
にさせてくれる楽しい作品でした。面白かった♪☆♪

02_ベイマックス

  ベイマックスs.jpg

 初めて劇場でディズニーアニメを観ました。期待以上におもしろ
かったです!そのあと、 DVDで“雪アナ”を観ましたが、ベイの方
のがよっぽどおもしろかったな!
 ベイちゃんのふっくら(実際、ふわふわ)な、包み込むようなやさしい
キャラがいいですね。優しい気持ちにさせてくれました。
 ベイちゃん、うちにも1台欲しい!

03_機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ青い瞳のキャスバル

  ORIGIN Ⅰ Blu-ray.jpg

 ファースト・ガンダムは一つの完成された物語。余計なことを
描かないことによって、本題がすっきりと明確になっていますし、
あえて描かないことによって奥深さも増しているのだと思います。
 なのに、なぜ、余計なエピソードを描いて完成された物語を
壊すのかなぁ。そう感じてしまった作品でした。
 詳しくは、こちらをクリックしてネ!

04_予告犯

  予告犯s.jpg

 予告犯というタイトルから、予告犯「シンブンシ」と警察との
息詰まる攻防戦、そして、シンブンシたちの犯行の目的は・・
というような話しかと思ったら、前者の要素がすごく薄くて
ちょっと拍子抜け(息詰まる感はなかったな)。
 しかも、犯行は、偶然、良い方に転がったのが重なった
(1つミスれば不可能)という感じだし、ラストは・・・(書けないけど)。
 全体としては、私は不満だったかな。まあまあ楽しめたけど、
期待が大きかった分・・・という感じです。

05_海街diary

  poster2_s.jpg

 心がほんわりと温かくなる作品。4姉妹とも美しいし*^^* 

 正に、私好みの作品でした。詳しくは、こちらをクリックしてネ!


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海街diary 【映画】 [映画の棚]

海の見える街で暮らす4姉妹の物語。4姉妹とも旬の女優さんたち
ばかりですし、原作の評判がいいのは聞いていましたので、絶対に
観たいと思っていた作品です。
とても心温かくなる私好みの作品でした(*^-')bグッド!!

    poster1 _s.jpg
   ▲ こういうシーンって素敵です☆

【 story 】

鎌倉で暮らす幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)の
3姉妹。彼女らのもとへ女性を作って出て行った父の訃報が届く。
長女の幸を親代わりに、力を合わせて暮らしてきた3姉妹は、
複雑な思いを胸に抱きつつ葬儀が行われる山形に向かう。
そして3姉妹は、異母妹のすず(広瀬すず)に会う。
身寄りがなくなっても、葬儀で気丈に振る舞っていたすずを見た幸は、
  「4人で一緒に暮らさない?」
と持ちかける。
そして、鎌倉での4姉妹の生活が始まった・・・。

【 4姉妹の温かな物語 】

4姉妹が主人公だけど、やっぱ、異母姉たちの中に飛び込んでいく
すずがメインなのかな。
すずと長女の幸については深く描かれていますが、若干、次女の
佳乃と三女の千佳の描き方が中途半端かなって印象です。まあ、
2時間程度という制約の中で、4人全員の心情や背景を深く描くの
は無理ですものね。

  海街diary1.jpg

しかし、それぞれ4姉妹が悩みや葛藤を抱えながら、お互いを思い
生きていく姿や、次第に異母姉たちに溶け込んでいく“すず”姿に、
心がほんわりと温かくなりました。
そして、4姉妹がそれぞれ1歩み出すことを暗示させるような終わり
方がよかったですネ!

  海街diary2.jpg

ただ、「4人が本当の家族になるまでの1年間の物語」(予告編)だ
そうですが、正直、時の流れの中で、「次第に」絆が深まっていく
過程があまり感じられませんでした(慌ただしく描かれていて、
「次第に」感が感じられなかった)。もう少し、「次第に」感が感じられ
る描かれ方なら、もっともっと素敵な感動があったのではないかと
思います(あの、是枝監督に素人が勝手を言ってすみません。)。
でも、久々に、私の琴線に触れる素敵な作品でした

【 +plus 】

それにしても、ロボコンやセカチュウの頃から、長澤まさみさんの
作品は比較的観てきましたが、今回、上映中にもかかわらず、
「ホント、大人の女性になったなあ」っと、妙に感動してしまいま
した^^;

  海街diary3.jpg


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機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ青い瞳のキャスバル 【映画】 [映画の棚]

2週間限定で上映される
 機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ青い瞳のキャスバル
を観に行ってきました。
正直なところ、期待半分と不安半分でした。

  ORIGIN Ⅰ.jpg

【 story 】

宇宙世紀0068年。サイド3 “ムンゾ自治共和国”。
人の革新を説き、地球連邦政府からの完全独立を目指した共和国
議長、ジオン・ズム・ダイクンは、議会壇上での演説中に突如倒れ、
帰らぬ人となる。
ダイクンの死後、対立が先鋭化するザビ家とダイクン側近ジンバ
・ラル。そして、その権力争いに巻き込まれていく二人の遺児、
キャスバルとアルテイシア。
ムンゾ防衛隊のランバ・ラルは、ザビ家との権力争いに敗れた父の
ジンバ・ラルと二人の遺児を地球に逃すことを図る。

【 私的には・・・。】

映画も小説もそうですが、あえて描かないからこそ、想像力が掻き
立てられ、その作品がより味わい深くなることがあります。
私の中では、“機動戦士ガンダム”という作品は、シャアの生死が
謎で終わった最初の3部作で高度に完成され、最高の作品!
正直なところ、“Zガンダム”が製作されたときも、富野悠由季監督
の作品とはいえ、なぜ、完璧な作品を壊すのだろうかと非常に
不満でした(実は、今は“Zガンダム”は好きなのですが ^^;)。
そんな理由から、大好きな安彦良和さんの作品である一方、描か
なくていいことが描かれることによって、既に完成された作品が
壊されてしまわないかという、期待半分、不安半分だった訳です。

  ORIGIN Ⅰ Blu-ray.jpg
    ▲ Blu-rayは、2015年4月24日発売だそうです。
     
機動戦士ガンダム THE ORIGIN I [Blu-ray]
     ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
     出版社/メーカー: バンダイビジュアル
     メディア: Blu-ray

結論からいうと、私的には、第2作(今回の「シャア・セイラ編」は
4部作だそうです)以降は観なくてもいいかなっという感じ。
ガンダムの世界の魅力は、シリアスに多様な価値観が描かれた
ところですが、今回の作品は、不要なところでギャグ的な演出が
あったり、何だかシリアスなガンダムの世界を壊してしまっている
印象でした。
もちろん、安彦良和さんの作品らしさが十分にあったのですが、
ガンダムの世界ではちょっとマッチしていない感じがして・・・。
気に入っている方には、勝手な意見で申し訳ありませんm(_ _)m

【 でも、安彦良和作品は大好き! 】 

でも、誤解していただきたくないのは、決して安彦良和さんの作品
すべてを否定している訳ではないこと(原作を読んでいないので、
単純に映像作品だけで評価してはいけないのかもしれませんし・・・)。
安彦良和さんのオリジナル作品は、漫画も小説も大好きで(特に
小説がいい!)、少し古いですが、小説なら「鋼馬(ドル―)章伝」、
漫画なら「ヴイナス戦記」(映画も観ています!)にハマりました!

  鋼馬章伝1.jpg
  ▲ もう、手に入らないかな?? 大好きです(*^-')bイイ!
    
鋼馬(ドルー)章伝〈1〉ボナベナの騎士 (徳間デュアル文庫)
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    作者: 安彦 良和
    出版社/メーカー: 徳間書店
    発売日: 2002/10
    メディア: 単行本

この物語だけでなく、安彦良和作品の重厚さ、世界観は独特で
魅力です!私的には、よっぽどこれらのオリジナル作品で、その
素晴らしい世界観を映像化して欲しいです。

【 +plus 】

映画のエンディングで、
  機動戦士 ガンダムTHE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア
の告知がされていました。2015年秋の公開予定だそうですヨ。


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万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳- 【映画】 [映画の棚]

綾瀬はるかさんは、大好きな女優さん♪
彼女が主演の映画ですから、当然、初日に観に行ってきました*^^*

  Q0s.jpg

【 story 】

「万能鑑定士Q」という名の店を開く凛田莉子(綾瀬はるか)。
膨大な知識と卓越した鑑定眼、そして論理的な思考で犯罪を
未然に防ぐ。その能力に驚愕したルーヴル美術館アジア圏
代理人の朝比奈(村上弘明)は、40年ぶりに日本に来日する
レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『モナ・リザ』の臨時学芸員に
莉子を推薦する。
パリで臨時学芸員の採用テストに合格した莉子は、もう一人の
合格者・流泉寺美沙(初音映莉子)とともに研修を受け、その
鑑定眼をさらに磨くが、『モナ・リザ』の瞳の中に仕組まれた
ある事実を知るのと時を同じくして、莉子の鑑定眼が狂い始
める・・・。

  Q2s.jpg
   たまたま莉子の驚異的な能力を知った雑誌編集者・
    小笠原悠斗(松坂桃李)は彼女を取材し始める。

【 期待し過ぎたかな!? 】

“驚異的な鑑定眼”と“論理的な思考”で物事の真実を見抜き、
謎を解き明かしていく痛快なストーリーかと思ってましたが、
小笠原の偶然などに助けられて、やっと真実にたどり着いた
ような感じ。何だかちょっと肩透かしをくってしまった印象です。
まあ、勝手に、自分の好みの展開を期待している方がいけ
ないのでしょうが・・・ ^^;

映像は落ち着いた雰囲気で、ルーヴル美術館でのロケも数々
の名画をバックに重厚な雰囲気。「壮大な物語が始まった」
といった感じで良かったです。後半、その壮大感がなくなって
しまったのが、ちょっと残念でしたが。

  Q5s.jpg

あと気になったのが「モナ・リザ」の扱い。絵画は直射日光を
当てないようにしたり、湿気にも気を遣ったりと、かなり慎重に
扱われるものと聞きます。なのに、天下の「モナ・リザ」の扱い
が・・・、“えっ!それはないでしょっ!!”という感じでした。

  Q4s.jpg
  綾瀬はるかさんは、原作の莉子の表紙イラストとイメージ
   がピッタリ!原作シリーズ第1作を読んだのがかなり以前
   なので、あまり覚えていませんが、キャラクターイメージとは
   食い違っていなかった印象です。すんなりと受け入れられ
   ました。
    松坂桃李さんの小笠原悠斗というキャラクターは、実は
   あまり印象なくて・・・。イメージに合っていたかは分からない
   けど、ただ、もう少し、松坂くんの魅力が出ていた方が良か
   ったかもね。

あ~、何だか、また辛口の感想になってしまいました。期待して
いた分、辛口になってしまったということで m(_ _)m

【 +plus 】

公式HP(←ここをクリックね!)の検定で、10問全問に正解
すると映画オリジナル壁紙などがもらえるよ!
何回もチャレンジできるけど、これがなかなか難しかった ^^;


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