01_その可能性はすでに考えた 【井上真偽】
▲ その可能性はすでに考えた (講談社文庫)
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作者: 井上 真偽
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2018/02/15
メディア: 文庫
「恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏から大絶賛」
という紹介に非常に期待して読んでみました。
過去に発生した事件の「あらゆる可能性を否定していく」と
いう目新しさと、ストーリーも非常に緻密に練られている意欲
作だと思います。
ただ、事件は過去に発生したものなので、事件の可能性を
検討していくのみで新たな展開はなく、次へ次へと読み進め
たいという感じにはならなかったです。また、物語の主な視点
となる「フーリン」が、裏社会の残虐非情な女性であるにも
かかわらず非常に些細なことにアタフタしているなど、全体的
に登場人物たちが軽くて、登場人物の設定を誤ったのでは?と
感じるところも(すみません、個人的な好みの問題かもしれま
せんが・・・)。
しかし、この作品だけの印象ですが、工夫を凝らす作家さん
のようですし、次の作品も評判がいいようですので期待して
読んでみようかな♪
02_ラストレター 【岩井 俊二】
▲ 映画公開前の帯。映画公開時には全面に映画カバーがか
けられていました。
ラストレター (文春文庫)
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作者: 俊二, 岩井
出版社/メーカー: 文藝春秋
発売日: 2019/09/03
メディア: 文庫
映画で感じた初恋のせつなさ、取り戻せない青春の日々と
いった感動をもう一度ゆっくり、たどって味わいたくて買い
ました。
基本的にストーリーは同じですが、細かな設定は違ってい
ますし、何より違うのは、映画はその人物の心情を言葉では
なく、俳優さんの表情や間などで伝えてくるため、受け手側
の理解力が足らずに登場人物の心情を十分に理解できないと
きがありますが、小説は心情を言葉にして明確に伝えてくる
ので、映画で消化不良だった心情がより理解することができ
ました。映画を補完する意味で、映画を観てから読んで良かっ
たです。映画の感動を追体験できました。
03_カラヴィンカ 【遠田 潤子】
▲ カラヴィンカ (角川文庫)
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作者: 遠田 潤子
出版社/メーカー: KADOKAWA
発売日: 2017/10/25
メディア: 文庫
重い!でも、やみつきになる! 遠田潤子さんの作品は、
そんな印象です。そして、読むには気力も必要ですが ^^;
もう少し詳しくは、こちらをご覧いただけると嬉しいで
す♪ 特にラストは丁寧に読んで、物語の余韻を味わっていた
だきたい、そんな作品です。
04_TENGU 【柴田 哲孝】
▲ TENGU (双葉文庫)
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作者: 柴田 哲孝
出版社/メーカー: 双葉社
発売日: 2020/02/13
メディア: 文庫
読んたことのない作家さんの作品を読みたかったこと、
魅力的なカバーに惹かれたこと、
「究極のミステリー ✕ 極限の恋愛小説」
という帯が気になったことから読んでみました。
26年前に群馬県の寒村で発生した連続殺人事件。当時、
新米記者として事件に関わった道平は、長い歳月を経て真相
を追い始める…というストーリー。
26年前にいったい何が起こっていたのか?事件の全貌が
明らかにされるまでの展開は、正にミステリーとして惹き
つけられました。ただ、私的には、真相はあまり・・。
たぶん好みの差でしょうが。
【 期待どおりの繊細な作品 】
人生を通して抱き続けた想いー
そして、初恋の淡い想い出と、戻ることのできない日々・・・。
宮城の美しくて落ち着いた雰囲気を背景に、抱え続けた想いと切なさ
と、複雑な思い、やるせなさを繊細に描いた物語でした。
この胸にチッと突き刺すようなほろ苦い想いは、言葉に表すことが
できないです。言葉にすれば作品の素晴らしさを薄っぺらくしてしまい
そうで。うまく書けませんが、感情に染み入ってくるとても素敵な作品
作品でした。
【+plus】
好きな作品は必ずパンフレットを買います。この作品ももちろん!
パンフレットを買うのって、感動を手元に置いておきたいと思うから
ですが、権利の問題なのかときどき俳優さんたちの写真がほとんど載っ
ていなくて、がっかりすることがあります。でも、この作品のパンフは
美しいシーンや心に残るシーンが数多く使われており満足!お薦めです
ヨ(*^-')bイイ♪
「君に届け」では、風早を想うあまり暴走してしまった
彼女。でも、一途(いちず)にピュアだったからでもあり、
この「運命の人」では、そのピュアさが全開で、とても
魅力的な女の子です♪
▲ 最初、くるみちゃんとは思わなかった... ^^;
君に届け 番外編~運命の人~ 1 (マーガレットコミックス)
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作者: 椎名 軽穂
出版社/メーカー: 集英社
発売日: 2019/09/25
メディア: コミック
【 story 】
爽子と同じ大学に進学した“くるみ”(胡桃沢 梅)。
爽子の部屋に入りびたり、大学でもいつも一緒。くるみに
とって爽子は代えがたい存在となっていた。
ある日、爽子と一緒に合コンに参加することになったが、
そこで変な白装束男に絡まれる。二人を救ったのは、爽子
のいとこ・えーじ だった...。
【 梅ちゃんがかわいい ^^v 】
言っとくけど
わたし 粘着質で
めっちゃ重くて恐くて
しつこくて気持ち
悪いんだからねー!!!
と自己分析する梅ちゃん。だけど、何でもポジティブに、
寛容に物事を受け入れる、ある意味、非の打ち所のない爽子
と違って、とっても人間味があって親近感が沸きます。
だって、人ってみんなそうですもんね!
だから梅ちゃんには、
「そんなに自分を下非しなくていいんだよ、大丈夫だから!」
って言ってあげたくなりますし、うまくいって欲しいと願って
しまうのかもしれません。
▲ ハッと世界が開けたような瞬間のシーン☆
どんなシーンかは、是非、是非、読んでみて♪
この物語は、君に届けの「番外編」。でも、番外編などと
いう位置づけにしないで、一つの独立した「運命の人」という
物語として描いてほしいです。
【 +plus 】
ネット記事によると、えーじくんは、椎名軽穂さんの他の
作品のキャラのようですね。これから、えーじくんの秘密が
解き明かされていくのかと期待していましたが、違うのかな?
すべてを壊してしまいたい、何もかも消してしまいたいと
いう抗い難い衝動。そして、彩の窮地にも関わらず、彩の役に
立つことができた達成感と爽快感。そして守ることができた
満足感・・・。
そんな克己の複雑な、心の奥底に潜む思いに対して、その
気持がなんとなく共感できるというか理解でき、そして、私の
中にも通じるところがあって、心を揺さぶられながら読み進め
ました。
克己への共感だけでなく、二人が行き着く先が破滅なのか...
読み進めるのを止められませんでした。
「心の闇を抉(えぐ)り出す衝撃作」
背表紙のあらすじには、最後、そう締めくくられていますが、
混沌ともいえる複雑な心情をみごとに描き出した素晴らしい
作品。久しぶりに、読み応えのある作品に出逢えました。
お薦めです(^-^ b グッド!
▲ このカバーデザインも素敵♪ センスいいですネ!
湖底のまつり (創元推理文庫)
▲ 新訳版のカバーも魅力的に!これも読むことにした
一つの理由かな♪
デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (上) (ハヤカワ文庫SF)
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作者: フランク ハーバート
出版社/メーカー: 早川書房
発売日: 2016/01/22
メディア: 文庫
【 story 】
皇帝の命により、砂の惑星アラキスに領地を移封させられた
アトレイデス侯爵家。アラキスには、皇帝と前領主ハルコンネン
男爵の策略が待ち受けていることを知りながらアラキスに入る。
しかし、信頼する部下の裏切りにあい、レト侯爵は殺され、息子
のポールは、母・ジェシカと共に砂の砂漠へと脱出するが・・・。
【 深みのある物語 】
さすが名作を称される作品。ちょっと序章が長いという印象で、
物語の展開に乏しく飽きかけましたが、その代り登場人物たち
や物語の背景がしっかり描かれていたので、いざ物語が進み
始めると面白かったです。
単純に、策略にはまって父を殺された青年が、厳しい環境の
中を生き抜き、家の再興を果たすといった物語ではなく、
アラキスで産出される香料メランジと、メランジを取り巻く皇帝、
大領家、そして航宙ギルドといった各勢力間の権力抗争、
砂漠の民・フレメンの生活や歴史など背景がしっかりと描かれ
ており、壮大さと、物語の深みが感じられました。
砂の惑星に隠された秘密は何か、ポールはいかに生き抜き、
皇帝ハルコンネン家に対抗していくのかと、物語の展開が
気になって待ち切れなかったです (*^-')bオモシロカッター♪
▲ 巨大な砂蟲(サンドワーム)の前に一人立つポール。
中巻の表紙が物語をよく表していて好きです(*^-')b
【 +plus 】
インパクトの強かった映画について調べてみると、監督は巨匠の
デビッド・リンチ監督の1984年作品なのですね。もちろん今の
映像と比べたらレベルは落ちるけど、画面から伝わってくる迫力と
雰囲気には、中毒になりそうな世界観がありました(「猿の惑星」
を観たときも同じよう感じました)。
きっと、リメイクではこの迫力は出せないだろうな!っと思ってい
たら、2017年2月現在、ドゥニ・ビルヌーブ監督で再映画化の話も
あるようです。でも、いくらSFXが進化しても、あの映像の迫力は
難しいでしょうね。
本作に限らず、個人的には名作映画の再映画化は反対だなぁ!
ここ数年、読む作品数が落ちて、今年は一番多かった年(80冊)
のわずか1/2 に終わりました・・・。この第4四半期もたった9冊、
しかも約半分の4冊が再読と、1年を象徴したような数字・・・。
何だか、本好きと標榜できなくなってきている気がします。
※ 『出逢った小説リスト【2016年7月-9月編】』もよかったら☆
*:..。o○★゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆*:..。o○★゚・:,。*
33-34_アナザヘヴン 【飯田譲治・梓 河人】(再読)
この作品の映画が大好き! 持っているDVDケースを見たのを
きっかけに無性に読みたくなって、古書店で探して入手しました
(昔、買ったのに売ってしまった・・・)。
想像するだけで気分が悪くなりそうな猟奇殺人から始まる物語
は、現実世界からSF世界へと進んでいきますが、物語自体は非常
に現実的な世界で展開するので、このアナザーヘブンの世界を
否定し切れないリアル感のある物語でした。
改めて読んでも、私好みの素敵な作品です☆
35_悪漢刑事 再び 【安達 瑶】
▲ 悪漢刑事、再び (祥伝社文庫 あ 18-5)
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作者: 安達 瑶
出版社/メーカー: 祥伝社
発売日: 2008/12/11
メディア: 文庫
悪漢刑事(わるでか)シリーズの第2作。現実に存在したら、きっ
と眉をひそめるようなやりたい放題の主人公に、なぜか魅力を
感じるのは、きっと権力を笠に着る奴をぶった切る、いわば定番の
時代劇みたいなところなのでしょうネ!
エロティックな描写に注目が行ってしまいがちなこのシリーズで
すが、ストーリーも十分に楽しめます。
36_思い出のとき修理します 【谷 瑞恵】
▲ 思い出のとき修理します (集英社文庫)
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作者: 谷 瑞恵
出版社/メーカー: 集英社
発売日: 2012/09/20
メディア: 文庫
評判がいいのは知っていたのですが、表紙のイメージからか、
車椅子探偵みたいに、時計店の店主が日常の謎を解き明かして
いくような作品と勝手に想像し、読む気にならず手に取りません
でした。
実際には、心に傷を負った女性が、引越先の街で出逢った時計
屋さんとの関わりの中で少しずつ癒されていくといったストーリー。
現実なのか非現実なのか分からない不思議なところがあり、
また、ほっこりとした、なかなか素敵な作品でした。
37_ぼくらは夜にしか会わなかった 【市川拓司】
6つの短編からなる作品。市川さんの作品と言えば、繊細で、
純粋な人たちが描かれることが多いです。この作品も同じ。登場
人物たちは繊細で、真っ白で、触れれば折れてしまいそう。
キレイという言葉が似合う作品かな。
私的には「いまひとたび、あの微笑に」という作品が好きです☆
38_ドールズ 闇から招く声 【高橋克彦】
▲ ドールズ 闇から招く声 (角川文庫)
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作者: 高橋 克彦
出版社/メーカー: KADOKAWA
発売日: 2004/02/22
メディア: 文庫
ドールズ・シリーズの第3作にして、初の長編です。このシリーズ
は既に完結しているようなので、ゆっくり味わって読むようにして
います。この第3作は新たな展開もあって、完結に向けて踏み出し
たという感じ。次の作品も早く読みたいですが、楽しみは後に取っ
ておこうと我慢しています ^^;
39_邪馬台 【北森鴻・浅野里沙子】
▲ 邪馬台: 蓮丈那智フィールドファイルIV (新潮文庫)
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作者: 北森 鴻
出版社/メーカー: 新潮社
発売日: 2014/01/29
メディア: 文庫
蓮丈那智フィールドファイルⅣです。このシリーズは、日本古代
史に正面から向き合っているので大好き☆ ただ、すぐ読まなかっ
たのは、北森氏が亡くなられて、もう新作がないと思うと、読んでし
まうのがもったいないという気持や、ラストを共著者が書いている
ので北森氏の構想とは違うだろうと思ったからでした。
内容は、以前の別作品と絡んでいるのですが、その作品を読ん
だのはかなり前であったため、今一つ繋がらず・・・。楽しむなら、
復習してからのがいいですね。
読んでいる最中、もう新たな作品が読めないことが頭をかすめ、
寂しかったです。
40_笑わない数学者 【森 博嗣】(再読)
S&Mシリーズ第3作。以前読んだとき、途中でトリックが分かった
のを思い出しました(推理したというよりカンですが・・・^^;)。
当時、このシリーズは犀川助教授と萌絵との関係性が気に入って
いたので、謎の部分はあまり注視していなかったのですが、今回は
謎を特に意識して読んだので、違う作品を読んだかのように楽しめ
ました。
41_私的詩的ジャック 【森 博嗣】 (再読)
S&Mシリーズ第4作。「笑わない数学者」を読んで、このシリーズ
の楽しさを思い出したので、続けて読みました。この作品の物理的
なトリックを素人が推理するのは難しいかな。ただ、舞台が大学な
ので、親しみやすかったです(情景がイメージしやすい)。
2016年は何と言っても「君の名は。」の爆発的なヒット!半年以上
経っても、まだ週間ランキングの上位に位置するっていうのは驚異で
すね。
君の名は。の影響からか、興行収入は全体で235,508百万円と
前年比108.5%、そのうち61.3%が邦画だそうです。
この映画製作者連盟のHPには、興味深いデータがたくさん公開
されているので、是非、日本映画製作者連盟のホームページを覗いて
みてください。 ( ↑ ここをクリックしてネ!)
※ 下の一覧は、記者発表の配布資料の一部をコピーさせていただきました。
※ 「2015年の映画興行収入」記事は、こちら をクリックしてネ♪
☆ 昨年より前の記事は、下のタグから見れますヨ!
[邦画]
順位 | 公開月 | 作品名 | 興収 (単位:億円) | 配給会社 |
1 | 8月 | 君の名は。 | 235.6※ | 東宝 |
2 | 7月 | シン・ゴジラ | 82.5 | 東宝 |
3 | 4月 | 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) | 63.3 | 東宝 |
4 | 15/12月 | 映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン! | 55.3 | 東宝 |
5 | 7月 | ONE PIECE FILM GOLD | 51.8 | 東映 |
6 | 1月 | 信長協奏曲 ノブナガコンツェルト | 41.6 | 東宝 |
7 | 3月 | 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生 | 41.2 | 東宝 |
8 | 3月 | 暗殺教室~卒業編~ | 35.2 | 東宝 |
9 | 15/12月 | orange-オレンジ- | 32.5 | 東宝 |
10 | 9月 | 映画 聲の形 | 23.0 | 松竹 |
11 | 6月 | 植物図鑑 運命の恋、ひろいました | 22.0 | 松竹 |
11 | 10月 | デスノート Light up the NEW world | 22.0 | WB |
13 | 7月 | ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ | 21.5 | 東宝 |
14 | 4月 | 映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 | 21.1 | 東宝 |
14 | 7月 | HiGH & LOW THE MOVIE | 21.1 | 松竹 |
16 | 15/12月 | 母と暮せば | 19.8 | 松竹 |
17 | 5月 | 64-ロクヨン-前編 | 19.4 | 東宝 |
18 | 6月 | 64-ロクヨン-後編 | 17.4 | 東宝 |
19 | 3月 | ちはやふる -上の句- | 16.3 | 東宝 |
20 | 4月 | アイアムアヒーロー | 16.2 | 東宝 |
21 | 1月 | さらば あぶない刑事 | 16.1 | 東映 |
21 | 9月 | 怒り | 16.1 | 東宝 |
23 | 11月 | この世界の片隅に | 15.7※ | 東京テアトル |
24 | 8月 | 後妻業の女 | 15.2 | 東宝 |
25 | 6月 | TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ | 15.1 | 東宝/ アスミック・エース |
26 | 11月 | ミュージアム | 15.0 | WB |
27 | 8月 | ルドルフとイッパイアッテナ | 14.6 | 東宝 |
28 | 9月 | 四月は君の嘘 | 14.2 | 東宝 |
29 | 3月 | 僕だけがいない街 | 14.0 | WB |
30 | 3月 | 家族はつらいよ | 13.8 | 松竹 |
31 | 5月 | 殿、利息でござる! | 13.7 | 松竹 |
32 | 3月 | エヴェレスト 神々の山嶺 | 12.6 | 東宝/ アスミック・エース |
33 | 8月 | 青空エール | 12.5 | 東宝 |
34 | 2月 | 黒崎くんの言いなりになんてならない | 12.3 | ショウゲート |
34 | 5月 | 世界から猫が消えたなら | 12.3 | 東宝 |
36 | 4月 | ちはやふる -下の句- | 12.2 | 東宝 |
37 | 15/12月 | 杉原千畝 スギハラチウネ | 12.1 | 東宝 |
37 | 5月 | オオカミ少女と黒王子 | 12.1 | WB |
39 | 10月 | HiGH & LOW THE RED RAIN | 11.8 | 松竹 |
40 | 9月 | 超高速!参勤交代 リターンズ | 11.6 | 松竹 |
41 | 10月 | 何者 | 10.7 | 東宝 |
42 | 4月 | 遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS | 10.0 | 東映 |
42 | 6月 | 貞子vs伽椰子 | 10.0 | KADOKAWA |
※「ガールズ&パンツァー劇場版」(2015年11月公開) 興行収入24.5億円
※「君の名は。」*上映中 1月22日時点 150日間成績
※「この世界の片隅に」*上映中 1月22日時点72日間成績
ちなみに,私が興業収入10億円以上に寄与した(つまり観た)作品は
第 1位 君の名は。
第10位 映画 聲の形
第19位 ちはやふる-上の句-
第32位 エヴェレスト 神々の山嶺
第36位 ちはやふる-下の句- でした。
私のお気に入りはこれ!!
洋画は♪ 日本映画製作者連盟のHPを見て確認してくださいね。
ちなみに、洋画の第1位は、皆さまの予想どおり
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(116.3)
でした☆
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▲ この妖しさ、エロティックなところに魅かれます *^^*
ただ、今はこのカバーではないんですよね。
なので、田島昭宇さんの描く漫画は読んだことはなく、この画集
の「多重人格探偵サイコ」もタイトルしか知りませんでした(この
漫画を田島さんが描いていたとは・・・。知って驚き☆)
でも、買っちゃったぁ♪( ̄▽ ̄)ノ″
▲ 「田島昭宇画業30周年記念出版」とのことです。
多重人格探偵サイコ画集 LOVE GOD MURDER
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作者: 田島 昭宇
出版社/メーカー: KADOKAWA
発売日: 2016/11/22
メディア: 単行本
▲ 背表紙もしっかり。少し高めの価格ですが、この製本なら
納得!
▲ 全てカラーイラスト。田島さん独特の淡いカラーが存分に
楽しめます。それにしても、このイラストのように、田島さん
の絵からは妖しい雰囲気が漂ってきますネ♪
▲ 全24巻のコミックカバー原画もすべて収録されてます!
大きい画集で、カバーイラストを改めてじっくり見てみる
のもいいかも☆
この画集を予約するにあたって、漫画を読んでみました。たぶん
描かれているグロテスクさに拒否反応を示す方も多いのでは
ないかな。
でも、漫画は知らなくても、私的には十分満足のいく内容。
妖しさとグロテスクさ、匂うようなエロスが入り混じった田島昭宇
さん絵が好きな方だったら、買って間違いないと思いますよ。
(*^-')b グーッド♪
今期は、“東吾”と“るい”(「御宿かわせみ」シリーズの登場人物)
の話ばかり読んでいた気分。それぐらい、御宿かわせみを楽しん
で読んでいました。夏の暑い時期に、“東吾”と“るい”の仲睦まじさ
に当てられながら、しっとりとした世界に浸ってました☆
※ 『出逢った小説リスト【2016年4月-6月編】』もよかったら !♪
※ 既に紹介している作品のタイトルにはLinkを貼っています。
*:..。o○★゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆*:..。o○★゚・:,。*
23-25_バビロンの秘文字 【堂場瞬一】 (Link)
ドキドキしながら、いっきに3巻を読みました。面白かったです!
詳しくは、タイトルをクリックしてネ☆
26_螺旋の底 【深木章子】
▲ こういう表紙が好き!表紙買いです *^^*
螺旋の底 (講談社文庫)
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作者: 深木 章子
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2016/03/15
メディア: 文庫
私の理解不足で、最初、誰を主人公として感情移入していいのか
戸惑ってしまい、今一つ登場人物にシンクロしないうちに物語が
終わってしまった感じ。消化不良で読んでしまいました。
どうでもいいことですが、なぜ舞台がヨーロッパなのかな?日本
が舞台でも大丈夫そうな話だし、私的には日本の方が感情移入し
やすいんだけどな!
27_君がぼくに告げなかったこと 【図子 慧】
▲ 君がぼくに告げなかったこと (祥伝社文庫)
( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
作者: 図子 慧
出版社/メーカー: 祥伝社
発売日: 2006/03
メディア: 文庫
以前、このブログでも取り上げた「晩夏」という作品の繊細さや
雰囲気(実は重い)が気に入り、それ以降、図子さんの作品を
探していて、この作品にたどり着きました。
高校の男子寮を舞台に、その年代の繊細さや危うさが描かれ
たミステリーで、私的にはなかなか好みに合う作品でした。
28-32_御宿かわせみ7~10 【平岩弓枝】
▲ このしっとり感がホント素敵な作品です☆
白萩屋敷の月―御宿かわせみ〈8〉 (文春文庫)
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作者: 平岩 弓枝
出版社/メーカー: 文藝春秋
発売日: 2004/12
メディア: 文庫
ときどき違う作品を挟みながら、このシリーズを読みなおしして
います。似たようなお話もありますが、安心して読める作品。
今期読んだ作品の中で気に入ったのは、第8巻のタイトルにも
なっている「白萩屋敷の月」。ちょっと切なくてグッときました。
あと、源さんの祝言は、集中してしまい電車で降りる駅を乗り
過ごしてしまいました ^^;
感想は・・・
良かったです!すごく良かったです!!観て数日経つのですが、
まだ心に強く残っています☆
私的には、同時期に上映されている「君の名は。」以上の作品かな♪
(でも「君の名は。」も良かったんですよ!)
【 story 】
小学生の将也のクラスに聴覚に障害のある硝子が転校してくる。
いじめとうういう意識のなかった将也。しかし、将也のいじめにより
硝子は転校し、ある出来事をきっかけに将也は逆にいじめられる
ことになる。
高校生になった将也は、周囲の人との接触を避け、硝子にしたこと
を後悔し、孤独の中に生きていた。そして将也は、勇気を出して硝子
に会いに行く・・・。
【 上質で心に残る作品 】
将也の孤独とか、後悔、人への恐怖、そして絶望などといった心情を、
背景に描かれた雲一つない乾いた空であったり、そらす視線であったり、
オドオドしたしぐさであったりと繊細に表現され、将也の心の空虚が
ジワッと伝わってきました。
人と人との関係って誰もが悩んだ経験があると思いますが、難しいで
すよね。将也に自分を投影して共感したのか、けな気な将也の姿を
応援したくなったのか、ガンバレと思いながら観ていました。
将也と硝子を焦点にして上手くてまとめられていて、本当に中身の
濃い、上質な作品でした。もしこの作品を、アニメーションという先入観で
観なかったとしたら、本当にもったいない作品だと思いますヨ
(*^-')bスゴクイイ♪
この期は、「御宿かわせみ」の再読が中心☆ やはりいい作品は
いい!!それに尽きます(*^-')b good!
※ 『出逢った小説リスト【2016年1月-3月編】』もよかったらどうぞ ♪
※ 既に紹介している作品のタイトルにはLinkを貼っています。
*:..。o○★゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆*:..。o○★゚・:,。*
14_アルスラーン戦記8 【田中芳樹】
昔、買った角川文庫版を久しぶりに読み直して、ついに持っていた
第8巻までを読み終えました。第7巻までで第1部が完結していて
ビックリ。さっぱり記憶がなかった・・・。
買っていた当時は、自分の感覚にピタリとはまらず、斜め読みしてし
まったからかな(だから、内容をほとんど覚えていなかった?)。
今回は、ピタっと感覚にはまりましたし、初めて読んだみたいに新鮮
でしたので楽しめました。アルスラーンがどのように幾多の危機を
乗り越えていくのか、この先も楽しみです(でも、角川文庫版は売って
なさそうなので、第9巻からは他社かな。作品のイメージが、どうして
も天野喜孝さんのイラストのイメージですが、やむを得ないなあ)。
▲ 最初に触れたのが天野喜孝さんのイラストだから、どう
しても天野さんのイメージになっちゃう!
15_珈琲屋の人々-ちっぽけな恋 【池永 陽】
大好きな作品の2作目。でも、今作を読んでの印象は・・・過去に
犯した罪の意識から自虐的で、人生の全てを諦めてしまったような
主人公と、その苦しむ主人公の姿をみて、自分に安堵感を得ている
人たちとの物語・・・。
申し訳ないですが、悪意を持った書き方をするとそんな印象でした。
なぜ、こんな悪意を持った書き方をしたかというと、すごくガッカリした
から。この物語の魅力は、罪を背負っているからこそ持つやさしさや、
懐の深さのある主人公に人間的魅力にあると思うのですが、今作
ではそういう面がほとんど描かれていなくて。第1作にすごく感動し、
第2作にも期待していた分・・・。でも、好きな作品なので、第3作
(最終巻)には期待したいです!
16_虹の岬の喫茶店 【森沢明夫】
たぶん、この作家さんは初めて。でも、心温まる作品を書かれ、
本作を含めて映画化作品も多い作家さんとして名前は存じ上げて
いました。本作品も映画化されましたが、想像どおり、主人公の
「悦子さん」のやさしさが伝わってくる心温まる作品でした。
連作短編ですが、後の作品に、前の登場人物のその後がふんわり
と描かれているところが良かったです。
▲ 左はハードカバー、右は文庫の表紙。
イメージ的には文庫のが好みかな!明るい雰囲気がいい♪
虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)
(↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
作者: 森沢 明夫
出版社/メーカー: 幻冬舎
発売日: 2013/11/14
メディア: 文庫
17_阪急電車 【有川 浩】 (Link)
評判どおりの素敵な作品。読む前は、関西に不案内なので、
読んでいて楽しめるのかなと躊躇する気持ちもありましたが、そんな
心配はいりませんでした。詳しくは、タイトルをクリックしてネ!
18-22_御宿かわせみ(2~6) 【平岩弓枝】
あまり時代小説は読みませんが、やさしく、しっとりとした雰囲気が
漂い、推理小説的な要素を含んだ市井の謎解きの物語。このblog
でも初期に取り上げたほど大好きです(その記事はこちらをクリック!)
以前、はまってかなり読みめましたが、ここ数年読むのを止めていた
ので、どこまで読んだかからなくなってしまいました。そこで全部読み
返しているところです。気楽に楽しめる素敵な作品です。
4月に転勤があったりして、まとめも今頃になってしましまし
た ^^;
本を読む時間もなかなか十分に取れなくて。この第1四半期
もあまり読めなかったなぁ。
※ 『2015年10月-12月編』もよかったらどうぞ ♪
※ 既に紹介している作品のタイトルにはLinkを貼っています。
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01-03_竜の柩(2~4) 【高橋克彦】
第1作の青森、長野、出雲を舞台に展開した日本古代史の
神々をぐる話と違って、第2作の舞台はインドやトルコへ飛び
出し、ヒンドゥ教や古代シュメール文明などの神々へ。名前は
聞いたことはあってもほとんど知識のない中で、それらの歴史
や神々を理解しながら読み進めるのにはちょっと苦労しました
が、例えば、日本の神々とヒンドゥの神々との意外な繋がりなど、
興味深かったです。
そして第3作では宇宙へ、第4作では時空を超えて・・・とます
ます伝奇的要素が増して、下手すればついていけなくなりそう
に・・・^^;
第4作では、話がまた日本古代史に戻も及び興味深かった
です。でも、この作品のぶっ飛んだ世界についていくのは少し
疲れたので続編を読むのは少し休んでからにします(苦笑)
04_ストーリー・セラー 【有川 浩】 (Link)
さすが有川さんと唸らせる作品で、もっと有川作品を読みたく
なりました。どんな作品だったか、詳しくはタイトルをクリックし
てネ!
05_花酔い 【村山由佳】
▲ 花酔ひ (文春文庫)
( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
作者: 村山 由佳
出版社/メーカー: 文藝春秋
発売日: 2014/09/02
メディア: 文庫
2組の大人の夫婦をめぐる物語。4人の視点から、理性では
抑えきれない感情の波に襲われたときの心理、止めることの
できない感情に翻弄される姿が描かれています。
どうすべきか頭では分かっていても止めることのできないこと
って誰にもありますよね。4人の心理に共感するところと、
無条件に支持できないところがあって複雑な読後感でした
(詳しく書けないので抽象的ですみません。)。
この作品は、濃厚な性描写も話題となっていましたが、私的
には、大人の恋愛が描かれた作品ですから、そのような描写は
あって当然だと思いますし、アブノーマルな描写もありますが、
特別、過激過ぎるとか不快で目を覆うといった感じは受けませ
んでした。
06_恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近 【エドモンド・ハミルトン】(Link)
古典的SFの名作のキャプテン・フューチャーシリーズの第1作。
私にとって、一番の名作と言っても過言でないかもしれません。
太陽系を所狭しと飛び回り、正義のために奮闘するキャプテンの
活躍に胸を躍らせた方も多いのではないでしょうか。久しぶりに
読みましたが、懐かしくておもしろかったです。
詳しくはタイトルをクリックしてネ!
07_海の見える街 【畑野智美】
▲ イラストの雰囲気に惹かれ購入しました!
海の見える街 (講談社文庫)
( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
作者: 畑野 智美
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2015/09/15
メディア: 文庫
若いときには、燃えるような短く激しい恋がロマンティックに
思え憧れるところがあります。この物語は、それとは異なる静か
な大人の恋愛物語。時間をかけて育んでいる分、心の繋がり
は深いもののように感じられます。
この物語は、図書館・児童館に勤務する4人の視点から描かれ
た物語。決して、刺激的な恋愛ではありませんが、こういう肩に
力の入っていない、自然な恋愛もいいなと思います。
08_ドールズ 闇から覗く顔 【高橋克彦】
シリーズ2作目。第1作目は、怜に取り憑いた者がいったい何者
なのかといったホラー調の物語でしたが、この第2作目は一転、
目吉先生が謎を解き明かしていくミステリ調になっています。
もう、怜の中にいる者が目吉先生と明かされていますから、目吉
先生のキャラを活かすには、このままホラー調で続けるのは
無理ですし、そうすると作品の雰囲気が変わるのはやむを得な
いのでしょうね。そうは言っても、不気味さとドキドキ感がなく
なったのは残念です。
09_怪盗山猫 【神永 学】
神永さんの作品はいくつか読んでいますが、自分の好みには
しっくりこない印象がありました。この作品は映像化(観ていま
せんが)がされたこともあって読んでみました。大胆不敵な怪盗
を主人公に、テンポの良い展開で、あっという間に読み終わり
ました。おもしろかったです。エンターテイメント性の強い作品が
好きな人は気に入ると思います。
10_人食いの時代 【山田正紀】
連作短編。人食いバスなど、各話、人食いというタイトルがつ
いています。なぜ人食いなのかは正直、分かりませんでした。
ラストで各話が絡み合って、好みではありませんが、まあまあ
おもしろかったです。
11-13_アルスラーン戦記(5~7) 【田中芳樹】
前年に引き続いて再読中です。感想は、第8巻まで読んだ際に!