ラブファイト【映画】 [映画の棚]
「ラブファイト」
「Love」と「Fight」って普通だったら関連性のないことば。
最初は、そんな2つがくっついたタイトルに魅かれて・・・。
実際、さわやかで、ちょっと熱いものがあり、ちょっとコミカルなところもある
素敵な映画でした。
近くに上映館がなくて、少し遠くの映画館まで観に行ったんですが、
観に行ってよかったです!
▲ 北乃きいさんの「かわいさ」との「強さ」のアンバランスさがいいですね。
一方、林遣都くんの気弱そうな表情は、まさにぴったり。
【 story 】
稔(林遣都)と亜紀(北乃きい)は幼なじみ。
亜紀は、成績優秀で容姿端麗、学校のアイドル的存在。
一方、稔はいじめられっ子。
幼いころから、そんな稔を助けるのはいつも亜紀だった。
それは、高校生になったからも・・・。
実は、亜紀は、喧嘩、特に回し蹴りが得意の最強の女の子だった。
亜紀と一緒にいることが多い稔は、亜紀のファンからねたまれ追いかけ回される毎日。
ある日、稔は、亜紀に想いを寄せる不良からいじめられているところを、
元ボクシング日本チャンピョンの大木(大沢たかお)に助けられる。
大木の強さに憧れる稔。
亜紀よりも強くなろう。そして、自分のことは自分で守れる強い男になろう。
亜紀に対する劣等感を克服するため、稔は亜紀に内緒で大木のジムに通い始める。
次第にボクシングの魅力にはまり、ボクシングに明け暮れる日々。
しかし、勘の鋭い亜紀に簡単にばれてしまい、亜紀も大木ジムでボクシングを始める。
そして、亜紀もまたボクシングに魅了されて・・・。
はたして稔は、亜紀を負かすことができるほどの強い男になれるのか!?
【 さわやかな魅力! 】
本当はずっと好きで、お互いにかけがえのない2人。
しかし、亜紀に対して恋愛感情があることに戸惑う稔。
そして、亜紀も彼を守り続けることでしかそばにいることができなくて・・・。
そんな、不器用な2人が、言葉にできない「好き」という気持ちを込めて、拳を合わせる
(「拳」というところが・・・いいですネ)。
「好きな女の子を守れるくらい強い男になりたい」
それは僕も経験したことのある想い。
そのころの、ちょっと熱い想いを思い出し、こころが「ギュッ」ときました。
そんな素敵な映画ですが、きっと、稔と亜紀の物語だけだったら、
この映画はかわいい男の子と女の子が出演しているだけの
軽い映画になってしまったかも・・・。
そこに大木(大沢たかお)と三杉順子(桜井幸子)の物語が絡むことで、
物語に深みを与えてくれています。
「純粋な恋」と「複雑な愛」
どちらも、心が深く結びついた恋愛。素敵ですね。
【やっぱ映画は俳優さん】
林遣都くんは、映画「ダイブ!」で知っていましたが、あらためて「気が弱いけど、才能がある男の子」役が似合う男の子だと思いました。
「おどおど」した表情など、素じゃないかと思えるほど(笑)。表情が豊かですね!
そして、北乃きいさん。制服のときのかわいさと、ボクシングのときの力強い表情。
「同一人物?」
って思ったくらい。
とても魅力がある女の子なので、これから、どんな素敵な女性(女優さん)になっていくか
楽しみです。
それから、この作品でプロデューサーも兼ねた大沢たかおさん。それから、桜井幸子さん。
どちらも昔から大好きな俳優さん。ホント好きなんです。
素敵な2人の落ち着いた雰囲気も魅力的!
▲ 北乃きいさんの回し蹴り。「えっ!あんなに足が上がるの?」(驚)
北乃きいさんの魅力にメロメロ(笑)。
次回作、 「ハルフウェイ」絶対観なくちゃ!!
▲ 脚本・監督があの北川悦吏子さん。
「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」
と数々の名作を生み出した名脚本家
そして、プロデューサーが、大好きな岩井俊二監督と音楽プロデューサーの小林武史さん
となれば、期待しないほうが無理ですよネ!
<平成20年11月30日追記>
ラブファイトオフィシャルフォトブック (TOKYO NEWS MOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
- 発売日: 2008/10/31
- メディア: ムック
▲ 林遣都くんと北乃きいちゃんの表情のいい写真が多いし、2人のグラビア、インタビューも
たくさんあって、内容が充実しているフォトブックだと思いますよ!満足しました!!
<平成20年11月30日追記②>
▲ 特典ディスクには、「メイキング」映像など。
ひとつのシーンができるまで、リハーサルを繰り返して、監督の要求があって
それの応える役者さんは大変なんだなぁって、改めて思いました。
林遣都くんや北乃きいちゃんの役と違う顔も見れて「メイキング」はお薦めだよ!
<平成21年7月12日追記>
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