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武部本一郎SF挿絵原画蒐集 1965~1973 上 【画集】 [画集の棚]

武部武一郎さんといえば、少し年代の上の方なら親しんだ
空想科学小説、SF小説の有名な挿絵画家さん。
私も、以前取り上げた「地底世界ペルシダーシリーズ」とか
火星シリーズ」で、武部さんのイラストに魅了され、その
イラストから物語の空想を膨らませて作品を読んだ一人です。
そんな武部さんの挿絵を集めたのがこの画集(上)です♪
 
ちなみに「蒐集」とは「しゅうしゅう」と読みます。読めま
したか?私は読めなくて調べました ^^; 読みどおり「収集」
の意味だそうですよ。
 
  01_表紙(火星の交換頭脳)s.JPG 
  ▲ 武部本一郎SF挿絵原画蒐集〈上〉1965~1973
   ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
    作者: 武部 本一郎
    出版社/メーカー: ラピュータ
    発売日: 2006/03/30
    メディア: 単行本

 

 02_表紙2s.JPG
 ▲ 表紙は「火星の交換頭脳」のイラスト。
   約600ページの分厚い本で、1ページ1ページの紙も
  厚く、しっかりした紙質です。

 

 03_金星の火の女神s.JPG
 ▲ 右側のカラーイラストは「金星の火の女神」
   右側ページのようなカラーのイラストもありますが、
  感覚的には9割以上が左側ページのような白黒のまさに
  挿絵です!

 

 04_火星の女神イサスs.JPG
 ▲ 「火星の女神イサス」の挿絵
   白と黒の世界で、これだけの存在感と迫力が伝わって
  くるのですから感動します。挿絵って「雑」のような
  イメージもありますが、武部さんの挿絵は十分に鑑賞で
  きる作品ですね。  

 

 05_荒獅子コナンs.JPG
 ▲ 「荒獅子コナン」の挿絵
   武部さんの描く女性は、「艶(つややか)」ですよね☆

 

 06_武部さんが好きな画家たちs.JPG
 ▲ 監修の加藤直之さんが、武部さんが好きな画家たちに
  ついて解説してくれています。好きな画家の絵と、武部
  さんがその絵に影響を受けて描いた作品を並べて対比し
  解説しており、おもしろかった(興味深かった)です。
   このほかにも、いくつも解説があって、武部さんとい
  う人物を知る上でも価値があると思います。

 

 私の好きな「地底世界シリーズ」は、武部さんの後期の作品
らしく、この上巻には第1作目のみで、下巻に多く載っている
ようです。ただ、もう一つの大好きな「火星シリーズ」はこの
上巻に載っていて大満足でした。
 カラーイラスト集を期待している方は、不満に思うかもしれ
ませんが、武部さんの作品をたくさん楽しみたいなら、買って
損はないと私は思います (o^-')bグッド!

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