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空の中 【有川 浩】 [ラブストーリーの棚]

まだまだ、私の中では “ 有川浩フェア開催中 ” v(^-^)v
っということで、次に選んだのは 「空の中」 でーす。

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空の中 (角川文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: 文庫


▲ 一面に広がる白い雲海と真っ青な空。
  「塩の街」の表装も素晴らしかったけど、この作品も最高!
  編集者さんのセンスが光ってますよネ ('-^*)☆

【 story 】

200X年、国家規模の計画として進められた国産輸送機開発プロジェクト。
その最終局面の試験飛行中、試験機は四国沖で爆発炎上した。
それから1か月後、飛行実験中の自衛隊機も同じ空域で爆発炎上する。
相次ぐ謎の航空機事故に、メーカーの担当者・春名高巳(はるなたかみ)と、
事故機の僚機だった自衛隊パイロット・武田光稀(たけだみき)は、
調査のために高度2万メートルの高空へと飛んだ。
雲のはるか上空域で彼らが見つけた “ もの ” とは?

一方、自衛隊機が爆発したその日、高知に住むそのパイロットの息子・瞬と、
幼馴染の佳江は、海岸で不思議な生物を拾う。
その不思議な生物とは?

【 Wの物語 】

「塩の街」が本当に気に入ったので、自衛隊3部作(すごいネーミングですね)
の第2作である「空の中」もすごく楽しみにして読みました。
この作品もグイグイ惹きつけられて、素敵な作品でした (o^-')b
(多重人格の話や、白鯨とのやり取りが少し長くて、間延びした感もありますが)

ところでこの物語は、高己と光稀、瞬と佳江のWの物語(ラブストーリー)と
言っていいのかも。
あくまでも空の上で見つけたもの、海岸で見つけた生物をめぐるストーリーが
中心ですが、その中に2つのラブストーリーが、それぞれ素敵なスパイスとして
混ぜ込まれていて、ちょっと甘酸っぱくて、さわやかな印象の物語になってます。
「図書館戦争」を読んでいても思ったのですが、こういう味付けが、有川作品の
魅力というか、有川浩さんの上手さなんでしょうネ

特に、恋愛に不器用な光稀がかわいくて、それをやさしく見守る高己もいい
ですよネ。
「図書館戦争」の郁もそうですが、肩肘を張っていながら、時折、垣間見せる
“素直さ” に男って惹かれちゃうのかも *^^*

【 +plus 】

文庫には、特別書き下ろし「仁淀の神様」が収録されていますが、こちらも
ぐっ!とくる作品。
瞬と佳江のその後も描かれていて、短い作品ですがいいですよ!


タグ:有川浩
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コメント 2

レイフォン

「空の中」も読まれたんですね!!
光稀と高巳・瞬と佳江のWカップルは、
本当に微笑ましいものがありますよね。
そういえば、空の中の番外編に、
「クジラの彼」って言うのがあって、
光稀と高巳のその後を描いた物語があるんですよー^^

by レイフォン (2010-03-28 17:15) 

jun

レイフォンさん、えー!そうなんですか??
それはすごーく楽しみ ^^
さっそく「クジラの彼」を検索してみたら、「海の底」の
番外編も載っているんですね。
ん~、「海の底」はしばらく我慢しようと思っていたけど、
光稀と高巳のその後も気になるし、「海の底」と
「クジラの彼」も読んじゃおうかなぁ。

by jun (2010-03-28 20:38) 

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