SSブログ

悪漢刑事 【安達 瑶】 [最近読んでみた本の棚]

“ 悪漢刑事 ” と書いて “ わるデカ ” と読みます。
普段、警察物はあまり読まないのですが、シリーズにもなっていて
(祥伝社HPを見ると12作品!)人気なんだから面白いのかなっと
思って、手に取ってみました。
売りは「エロティック×警察」小説なので、最初、抵抗感がなかった
訳ではないですが、面白かったですヨ! 


  悪漢刑事.jpg
  ▲ エロティックなカバーですネ *^^*
       
悪漢刑事―長編サスペンス (祥伝社文庫 あ 18-4)
    ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
    作者: 安達 瑶
    出版社/メーカー: 祥伝社
    発売日: 2008/03/12
    メディア: 文庫

【 story 】

やくざと癒着し、女に執着する刑事・佐脇(さわき)。
刑事課でも敬遠されている佐脇に唯一、気軽に親しげに口をきき、
佐脇もその能力を認めていた部下の石井が、ダム湖において
水死体で発見された。
自殺として早々に処理をする警察。
その死に疑問をもち、真相を探ろうとする佐脇は罠にはめられ、
追われる身となってしまう。
佐脇は真相を探りつつ、警察上層部と対峙する・・・。

【 爽快・淫ら 】

アウトローの刑事が、可愛がっていた部下の死の真相を追ううち、
警察組織の闇を暴き出すという、悪く言うと、ありがちなストーリー。
正直、警察物は、“警察組織は悪”のような作品が多い印象で、
それが嫌なこともあって、普段、警察物をあまり読まないのですが、
この作品は面白かったです!
やくざも女性も喰いものにする、まあロクでもない刑事なんですが、
影に、やさしくて、正義感があるところが見え隠れするんですよね。
そんなアウトローの刑事が、バッサバッサと警察のエリート官僚を
切って、自分を貫いていくのが爽快なんでしょう。
ただ、こういう人は外野から見ていると楽しいですけど、もし、自分
の同僚だったら大変ですが・・・ ^^;

あと、なかなかキワドイというか、非常にsex描写が多いです。
アウトローな刑事だし、社会の暗部的なところも描くので(人にとって
性は切って切り離せないところもありますよネ)、そういうところも
描かれることになるのでしょうが、なかなかの描写です。
そういう描写が嫌いな人は、読むのは止めておいた方がいいかも
しれませんネ。 


nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。