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ストーリー・セラー 【有川 浩】 [ラブストーリーの棚]

 この作品は、ハードカバーが出版された際、デザインが素敵だ
と感じたのと、内容も非常に評判が良かったのを覚えています。
なので、文庫になるのを待っていたのですが、ここ最近、ラブ
ストーリーに触手がのびなくて・・・^^;
文庫が発売されたのを知っても、手に取りませんでした。読んだ
きっかけは人が貸してくれて。読んでみたら(*^-')bグッド♪

  story seller_s.jpg
  ▲ 青いリボンが鮮やかな素敵なデザインですネ♪
    ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)
    ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
    作者: 有川 浩
    出版社/メーカー: 幻冬舎
    発売日: 2015/12/04
    メディア: 文庫

【 story 】

「彼」に背中を押され作家になった「彼女」
二人は夫婦になり、幸せな生活はいつまでも続くと思っていた。
しかし「彼女」を襲った病・・・「致死性脳劣化症候群」。
「彼女」のためだけに名付けられたその病気は、複雑な思考を
すればするほど脳が劣化し、やがて死に至る病だった。
二人が選んだ道は・・・。

【 有川作品って“だ~い好き” ^-^ 】

最初に触れたとおり、ラブストーリーは久しぶりで、ましてや有川
作品に限定するとなるとなおさらでした。読んでみたら、さすが
有川さん、読みやすい!冒頭からスーと物語に惹き込まれ、
とても心地よく物語が展開、そして、胸をギュッとつかむ読後感!
どうしたら、このような読後感を醸し出せるのでしょうね。
 「もっと有川作品を読みたい!」っとスウィッチが入ってしまい
ました。

 作品としては、side:Aとside:Bの2作品が収録されています。
いずれも、「彼女」が作家であることを共通に、「彼女」と「彼」を
めぐる物語ですがそれぞれは独立した全く別の物語。
 いずれの作品も、運命的とも言える出逢いに始まり、お互いを
深く理解し合った夫婦の絆、そして死が二人を別つまでのキレイ
すぎるくらい美しい、理想とも言える二人の関係が描かれていま
す。こんな美しい関係など、現実にはありっこないよと突っ込み
たくなります(笑)
でも、この徹底した理想と美しさに嫌みがないところがいいです
よね。だから有川作品って大好きです。
 


タグ:有川浩
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