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死神の精度【伊坂幸太郎】【映画】 [最近読んでみた本の棚]

【 Phase0:言い訳(^^; 】

いつもなら「映画は映画」、「小説は小説」で感想を書いているんですが、
今回、映画の感想を書き始めてはいたものの、載せるところまでいかなくて・・・。
その後、小説も読んだので、「小説」と「映画」、まとめて載せまちゃいま~す。 
ちなみに、カテゴリーは、上映がもう終わりなので、「本」の方にしますネ。

【 Phase1:映画 】

映画
『死神の精度』(※公式HPにリンクしてま~す)を観に行ってきました。
っといっても、4月なのですが・・・(^^;
映画館で予告編を観て以来、ず~と観たいと思っていたんですが、
気がついたら上映はその週末まで。
これはやばい!
っということで行ってきました。
そう、小西真奈美さんの歌声を劇場で聞かなくては!っと・・・(^^)


死神の精度blog.jpg

 ▲ 黒を基調とした藍色がとても素敵な構図です。

実は・・、僕にとって金城武さんが出演している初めての映画。
正直・・、ルックスだけ…なんて、勝手に思い込んでいました。ごめんなさい。
低く響く声と落ち着いた雰囲気。
とても存在感のある役者さんですね。とても素敵でした。
あまり(男性の)俳優さんを素敵と思ったことはなかったのですが、男から見ても正直、
 「ほ~、かっこいいぃぃぃ」
っと思ってしまった(笑)

映画のストーリーは3話構成。
きっと、各話、何らかの関連があるんだろうなぁ、っと思いながら観ていましたが、
第2話の絡み方が意外。
ちなみにパンフを先に読んでしまうと、事前にその絡み方が分かってしまうので、
もし、これから映画館で観るのであれば
(もう上映が終わっているころなので、そんな方はいないかな?)、
映画を観たあとにパンフを読むことをお薦めです
(僕はたまたま映画を観たあとだったので、映画で意外性を楽しめました。
あっ、でも、そんなに意外性を期待しないでくださいネ)

映像も藍色かかった色彩でとても素敵でした。
特に、二本の街に向かって伸びるコンクリートの橋(?)のシーンは幻想的で、
何かワクワクする感じで好きな映像です。

【 Phase2:小説 】

映画を観たとき「死神の精度」というタイトルの理由(意味)が理解できなかったんです。
ん~、どういう意味なのかなぁ、って思っていたら小説を読んで納得。
簡単に言うと、
「死神って、人の生き死にを決めるとき、そんなに一生懸命考えているわけではないですよ」
っという意味のようですね
(そのままじゃん!なんで分からなかったの?っと突っ込まれそうな・・・ハズっ!)。

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/02/08
  • メディア: 文庫

 

【 お話は?? 】

死神のお仕事は、対象の人間の前に現れ、1週間調査の間に調査し、
その人間が死ぬことについて、「可」とするか「見送り」かを判断して報告すること。
そして、「可」とした場合、8日目にその死を見届けること。
死神の「千葉」さんは、人がいつ死のうが無関心。ほとんどが「可」と報告するのに、
「千葉」さんを含めて死神たちは、ほとんど1週間の調査をきちんとする。
なぜかというと、死神は皆なぜか音楽が大好きで、時間さえあれば、音楽が聴きたいから。
CDショップで試聴機の前に立ちっぱなしなんで当たり前。
聴く音楽はクラシックからロックまで。
そんな、どこか微妙にずれていて、死に関して達観している
(死神なので当たり前なんでしょうが)、
「千葉」さんが調査する6人のお話。

タイトルと同じ「死神の精度」に始まって、「死神と藤田」、「吹雪に死神」、
「恋愛で死神」、「旅路を死神」、「死神対老女」の6話構成。
ちょっとミステリーちっくな展開もあって、さまざまな人生が描かれていている。
ちなみに、
僕は、「恋愛で死神」というお話がお気に入りです!

ちなみに、この物語の中のセリフ

「自分と他の人が同じことを考えたり、同じことを言ったりするのって、すごく幸せに感じるんですよ」

っというところに共感!
ホント、人が自分と同じ感覚を持っているのってうれしいですよネ。
まして、
好きな女の子が自分と同じ感覚を持っているのがわかったときって、
最高に幸せな気分!

そして、死神の調査の対象となる「荻原」くん。
  気になった女の子を遠くから見つめる、そんな純情なところ 
  
外見じゃなくて自分の本質を見てほしいという生真面目なところ
そんな「荻原」くんにとても共感してしまいました(笑)。
こういう人には、幸せになって欲しいなぁ。
この物語のラストは、「荻原」くんにとって、幸せなラストなのかな、っとも思います。
どんなラストかは、読んで楽しんでみてネ!

さて、「本屋大賞」をとった伊坂幸太郎さん。

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/11/29
  • メディア: ハードカバー
 ▲ 本屋大賞受賞作品。まだ読んでないので、すご~く楽しみ!!


いくつか作品はしっていたけど、読んだのは初めて。
読みやすい文章で、読者を引き込む魅力があるなぁって思いました。
映画も小説も楽しめますよ。
よかったら読んでみてくださいネ。


タグ:原作
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