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森崎書店の日々 【映画】 [映画の棚]

本好きだからか、神保町の古本屋街が好きだからか、
とても気になっていた作品。
上映館が少なくて、観に行けないかも!と半分諦めて
いましたが、思い切って渋谷まで観に行ってきました♪ 

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森崎書店の日々 (小学館文庫) (←amazonへはここをクリックね!)
作者: 八木沢 里志
出版社/メーカー: 小学館
発売日: 2010/09/07
メディア: 文庫

▲ なんだかいい映画の雰囲気が伝わってきませんか??
  原作も、まさにこんないい雰囲気が伝わってくるお話です!

【 story 】

貴子(菊池亜希子)は、交際を始めて1年になる会社の先輩
である恋人から、突然「俺、結婚するんだ」と告げられる。
朦朧とした意識でアパートに帰った貴子は、ただ泣くことしか
できなかった・・・。

会社も辞め、部屋にこもっていた貴子。
ある日、貴子の携帯に、見知らぬ番号の留守電が入っていた。
「貴子ちゃん、元気かい?僕だよ、サトルだよ。」
叔父のサトル(内藤剛志)からの電話は、サトルが経営する
神田・神保町の古書店に住んで仕事を手伝って欲しいという
ものだった。
こうして、貴子の森崎書店での日々が始まった・・・。

【 やさしい再生の物語 】

どうしようもないほど傷ついた心が、叔父のやさしさに包まれ、
神田・神保町という街のあたたかさに包まれ、そして本たちに
少しずつ癒されて、少しずつ再生していく、心が“ほわん”と
あたたかくなる物語です。

この物語の一番の魅力は、叔父のサトルだと思います。
デリカシーがなくて自由奔放のようでありながら、人間としての
悩みや痛みを持つ心の豊かな人。
そんな人が、やさしく、やさしく、貴子の心を包み込んでくれて
いるのが伝わってきました。

私は映画を観てから原作を読んでみましたが、原作は非常に
お薦め。
まだ、この作品に触れたことのない人には、私と同じように
映画を観てから原作を読んでほしいので「映画」のカテゴリーで
紹介しましたが、原作がすごくいいですヨ (o^-')bスゴクヨカッタ!
原作には、物語の1年半後を描いた続編小説「桃子さんの帰還」
も収録。このお話もよかったです о(ж>▽<)y ☆

この作品は、第3回「ちよだ文学賞」受賞だそうです。
「ちよだ文学賞」の権威はともかく、作品としては読んでみることを
すごくお薦めします♪

【 映画のこと 】

原作同様、ある意味、この作品の要はサトルだと思いますが、
サトル役の内藤剛志さんがすごくいい味を出していました。
原作のサトルはちょっと内藤さんと違うイメージなのですが、
内藤さんのイメージですごく物語に合っていて、内藤さんを思い
浮かべながら読んでいました。
サトルのあたたかい雰囲気がすごく伝わってきました。
(上の写真からも、そんな印象を受けませんか??)

そして、主演の菊池亜希子さん。雑誌「PS」のモデルさん
だったんですね(知りませんでした・・・^^;
新鮮な雰囲気がとてもよかったです。
これが、有名女優さんだったら、神保町の雰囲気に合わな
かったような気がします。
なので、田中麗奈さんは、キレイ過ぎ^^;
作品としては、もっと地味な女優さんでもよかった気も!
(田中麗奈さんは好きな女優さんなんですよ!)

morisaki_bookstore_03.jpg

 

【 +plus 】

私も好きな神田・神保町の古本街。
それほど知っている訳ではないですけど、貴子が最初に神保町に
来たときの地下鉄の出口とか、少しは見知った街並みが広がって
いて、私は渋谷で観たのですが、神保町で観たらまたちょっと違う
感慨があったかなって思いました。

ちょっとカビ臭い、本に囲まれた生活ができたらホント幸せで
しょうね。憧れます

 


タグ:原作
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