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行きずりの街 【映画】 [映画の棚]

2、3年前、「92年このミステリーがすごい!第1位」という帯に
魅かれて手に取った原作。
原作も好きな作品でしたが、仲村トオルさん、小西真奈美さん、
南沢奈央さんと好きな俳優さんばかりで、絶対観ようと思っていた
作品です!

Strangers in the city_03.jpg
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【 story 】

丹波篠山で塾の講師をしている波多野(仲村トオル)は、高校を
卒業後に上京し、連絡の取れなくなった教え子・広瀬ゆかり
(南沢奈央)の行方を探すため12年ぶりに東京を訪れる。
かつて名門女子校の教師だった波多野。
生徒の雅子(小西真奈美)と恋愛し結婚したが、そのことが原因で
教職を追われ、仕事も愛する人も失い、逃げるように後にした
辛い想い出の街だった・・・。

ゆかりが暮らしていたのは、普通は学生が住むことなどできない
高級マンション。そこを訪ねた波多野は、何者かが室内を物色した
痕跡を発見する。
さらに、ゆかりの行方を探す怪しげな男(窪塚洋介)たちが現れ、
波多野はゆかりの身を案じ、行方を追うが・・・。


【 男性のための恋愛映画? 】

1990年に「第9回日本冒険小説協会大賞」を受賞しているとおり、
原作はどちらかというとハードボイルド的な作品。
殴られ痛めつけられても、教え子を救い出すため、そして、目を
そむけてきた過去を清算するため、一人立ち向かう姿が描かれて
います。
しかし、一方でこの作品は“大人の恋愛小説”とも評される作品。
傷つきボロボロにされながらも主人公を立ち上がらせ、闘わせる
のは、ずっと抱き続けていた元妻への想い。
“教え子を守り、過去を清算して始めて愛する人の傍にいる資格が
得られる”という思いが男を闘わせます。
そして、この映画はどちらかというと、その思い(恋愛部分)に
より重心が置かれて描かれていたという印象です。

「教え子の一人も守れなくて、今も好きな人を守れるわけが・・・」

映画の中でこのようなセリフもありますが、そういう思いって、私は
非常に共感します。きっとそう思う男性って多いんじゃないかな。
そういう意味では、もしかしたら「男性のための恋愛映画」なのかも
しれませんネ!

【 魅力的な俳優さんたち 】

Strangers in the city_02.jpg
 ▲ チラシ(裏)から。右下の小西真奈美さんの雰囲気が好き♪

この映画では何と言っても主人公・波多野役の仲村トオルさん!
敗北感や劣等感を抱え、哀愁ただよう“大人の男”がすごく感じられ
味がありました。
そして、雅子役の小西真奈美さんが素敵!
もともと、彼女の凛とした透明感ただよう雰囲気はとても好きなの
ですが(ファンです ^^)、この作品でもその雰囲気がとても生かされ
ていてよかったです! (o^-')bスゴ-クイイ!

Strangers in the city_04.jpg

さらに、ゆかり役の南沢奈央さん。
映画「赤い糸」のときにピュアな雰囲気に魅了されて以来、とても
好きな女優さん。
ただ、冒頭の高校生役には、ちょっと無理があったかな!?
あと、いい味を出していたのが、窪塚洋介さん。
冷徹で、不気味な存在という雰囲気が、すごく映画の雰囲気を味つけ
していたように感じました。
ちょっと重い作品ですが、魅力的な俳優さんたちにより、とても素敵な
作品に仕上がっていると思いますヨ☆


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