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図書館革命 【有川 浩】 [ラブストーリーの棚]

ついに本編最終巻。
正直なところ、自衛隊三部作の爽やかなイメージが強くて(特に
“塩の街”が大好き)、図書館戦争の「重さ」に、第2作「内乱」まで
おもしろいけど、でもちょっと・・・と思っていたこのシリーズ。
でも、第3作「危機」の中盤あたりからグッと惹きこまれて、この
最終巻「革命」で最高潮に達した感じ。
登場人物たちも魅力十分で、すご~くおもしろかったです。
(o^-')グッドb

 図書館革命_s.jpg
図書館革命 図書館戦争シリーズ4 (角川文庫)
 ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
作者: 有川 浩
出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日: 2011/06/23
メディア: 文庫

【 story 】

敦賀原子力発電所でテロが発生。そのテロの余波が郁たち図書
特殊部隊を襲う!
著作の内容がテロに酷似しているとされた人気作家・当麻蔵人
に自由な著作を放棄させようと、良化隊が身柄確保をもくろんだ
のだ。避難した当麻を護るため、図書特殊部隊は様々な策を講じ
るが状況は次第に悪化。
そして、郁たち図書特殊部隊は一発逆転の秘策を打つのだが・・・。

【 読むのをやめられませんでした! 】

全編を通して当麻をめぐるメディア良化委員会との表に裏にの
攻防にどうなるのかとドキドキ。
この物語の売りである“ベタ甘”もよかったけど、それ以上に、
緊張感とスピード感あるストーリーに魅了されました。
特に良化隊とのラストの攻防は、どうなるのか!ともう読むのを
やめられなかったです(ネタバレになってしまうので詳しくかけ
ないのがツライ!)。

そして登場人物たちの調子も最高潮!っという感じで、それぞれ
のキャラが特性を生かして伸び伸びと動き回っていて、こちらまで
楽しくなってしまいました。
よく考えてみればこの物語、言論の自由と規制の対立という重い
テーマなのですが、登場人物たちのユーモラスとウィットに富んだ
会話がその重さを吹き飛ばしてくれてます。
堂上と郁のベタ甘会話もいいけど、柴崎の郁や手塚とのやり取りが
とてもいいですよネ。
ラストの有川さんらしい、やさしく温かな終わり方は、読んでいても
ホッとします。
ホントおもしろかったですо(ж>▽<)y オモシロカッター☆


タグ:有川浩
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