写実画のすごい世界 【月刊美術・編】 [画集の棚]
“これが絵!?”って見まがうほど写実的な絵画ってありますよネ!
本屋さんで本を探しているときに、写実的に描かれた表紙の美しさ
に魅かれ、誰が描いてるのだろうっと、カバーの内側をのぞいて
しまうことも良くあります。
以前、紹介したこともある「美樹本晴彦」さんや、「安彦良和」さんの
ようなイラスト的作品や、ちょっとエログロですが「山本タカト」さんの
ような作品も大好きですが、写実的な絵も大好きです♪
▲ 写実画のすごい世界
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月刊美術・編
出版社/メーカー: 実業之日本社
発売日: 2013/05/29
メディア: 単行本
【 美 】
このイラスト集というか画集は、28名の画家さんたちの作品を集めた
もの。女性像、美人像を中心に載せられています。ここに載せられて
いる作品からは、女性の美しさが迫ってきます。
中でも、私が気に入った作品を少し紹介♪
語る知識も鋭利な感覚も持ち合わせていないのですが、ご勘弁を ^^;
▼ 島村信之さんの「藍」
解説で、「まるで月明かりの下で」と書かれているように、ぼわっと
した藍色の闇の中に、白いドレスのような服をまとった女性が浮かび
上がっているのが、とても幻想的で美しいです。
この作品の一部が表紙の帯に使われていて、実は、書店で見かけた
とき、この絵に魅かれて手に取りました。もしかしたら、この作品を
手元に置いておきたくて買ったと言っても過言ではないかもしれません。
▼ 卯野和宏さんの「呼吸」
物音一つしないシンとした暗闇の中。
耳を澄ませは、女性の呼吸しか聞こえてこない。
タイトルから受けたからかもしれませんが、そんな凛とした静寂さを
感じた作品です。この作品が載っているのも、買うことに決めた理由
の一つです。
▼ 原崇浩さんの「Sabina」
この画集は、女性像が中心ということで裸像もありますが、もちろん
そればかりではありません。このような感じで、写実画の魅力も解説
してくれています。
もちろん、28名もの作家さんたちの作品が載っていれば、正直、
自分の好みとは違う作品もあります(もしかしたら、好みの作品のが
少ないかも)。
ですけど、いろいろな写実画があって、それぞれに魅力があって、
そして、解説を読んで写実画の深さが感じられて。
写実画が、とても楽しめる作品だと思います。
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