機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ青い瞳のキャスバル 【映画】 [映画の棚]
2週間限定で上映される
機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ青い瞳のキャスバル
を観に行ってきました。
正直なところ、期待半分と不安半分でした。
【 story 】
宇宙世紀0068年。サイド3 “ムンゾ自治共和国”。
人の革新を説き、地球連邦政府からの完全独立を目指した共和国
議長、ジオン・ズム・ダイクンは、議会壇上での演説中に突如倒れ、
帰らぬ人となる。
ダイクンの死後、対立が先鋭化するザビ家とダイクン側近ジンバ
・ラル。そして、その権力争いに巻き込まれていく二人の遺児、
キャスバルとアルテイシア。
ムンゾ防衛隊のランバ・ラルは、ザビ家との権力争いに敗れた父の
ジンバ・ラルと二人の遺児を地球に逃すことを図る。
【 私的には・・・。】
映画も小説もそうですが、あえて描かないからこそ、想像力が掻き
立てられ、その作品がより味わい深くなることがあります。
私の中では、“機動戦士ガンダム”という作品は、シャアの生死が
謎で終わった最初の3部作で高度に完成され、最高の作品!
正直なところ、“Zガンダム”が製作されたときも、富野悠由季監督
の作品とはいえ、なぜ、完璧な作品を壊すのだろうかと非常に
不満でした(実は、今は“Zガンダム”は好きなのですが ^^;)。
そんな理由から、大好きな安彦良和さんの作品である一方、描か
なくていいことが描かれることによって、既に完成された作品が
壊されてしまわないかという、期待半分、不安半分だった訳です。
▲ Blu-rayは、2015年4月24日発売だそうです。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN I [Blu-ray]
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出版社/メーカー: バンダイビジュアル
メディア: Blu-ray
結論からいうと、私的には、第2作(今回の「シャア・セイラ編」は
4部作だそうです)以降は観なくてもいいかなっという感じ。
ガンダムの世界の魅力は、シリアスに多様な価値観が描かれた
ところですが、今回の作品は、不要なところでギャグ的な演出が
あったり、何だかシリアスなガンダムの世界を壊してしまっている
印象でした。
もちろん、安彦良和さんの作品らしさが十分にあったのですが、
ガンダムの世界ではちょっとマッチしていない感じがして・・・。
気に入っている方には、勝手な意見で申し訳ありませんm(_ _)m
【 でも、安彦良和作品は大好き! 】
でも、誤解していただきたくないのは、決して安彦良和さんの作品
すべてを否定している訳ではないこと(原作を読んでいないので、
単純に映像作品だけで評価してはいけないのかもしれませんし・・・)。
安彦良和さんのオリジナル作品は、漫画も小説も大好きで(特に
小説がいい!)、少し古いですが、小説なら「鋼馬(ドル―)章伝」、
漫画なら「ヴイナス戦記」(映画も観ています!)にハマりました!
▲ もう、手に入らないかな?? 大好きです(*^-')bイイ!
鋼馬(ドルー)章伝〈1〉ボナベナの騎士 (徳間デュアル文庫)
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作者: 安彦 良和
出版社/メーカー: 徳間書店
発売日: 2002/10
メディア: 単行本
この物語だけでなく、安彦良和作品の重厚さ、世界観は独特で
魅力です!私的には、よっぽどこれらのオリジナル作品で、その
素晴らしい世界観を映像化して欲しいです。
【 +plus 】
映画のエンディングで、
機動戦士 ガンダムTHE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア
の告知がされていました。2015年秋の公開予定だそうですヨ。
初めまして。
映画はアニメーションのクォリティがすごかったですね。
書かれなかったところが書かれることへの不安は、しばらく離れていたためか不思議と無く、新鮮な気持ちで楽しめましたね。
by 師子乃 (2020-05-01 11:46)