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『小説・映画がだ~い好き』のBest1!【2009年】 [tea room]

【独断で選ぶ2009年『小説・映画がだ~い好き』の小説Best1は―】

 [ご注意]
   2009年に新たに刊行された小説ではなく、2009年に私が読んだ作品の
  中から選んでおります。

小説部門のBest1は
 北森鴻さんの『 狐罠 』
   騙すか騙されるか!
   百鬼夜行の骨董の世界で繰り広げられる駆け引き、そして罠。
   策謀が複雑に絡み合う謎多き展開。
   最初からグイグイと物語に惹き込まれ、最後まで息がつけないほど。
   非常に読み応えのある作品でした。

狐罠 (講談社文庫)

狐罠 (講談社文庫)

  • 作者: 北森 鴻
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 文庫

 そして第2位は、
   ジョン・ウィンダムの『 トリフィド時代 』
     古典SFの名作で、今年の4月に復刊された作品。
     一夜にして激変し、三本足の植物「トリフィド」の襲撃を恐れる世界。
     その世界で、愛する人を守り生き抜こうとする主人公。
     「自分が主人公の立場だったら」と重ね合わせて、ハラハラ・ドキドキ
    しながら読んだ作品でした。

トリフィド時代―食人植物の恐怖 (創元SF文庫)

トリフィド時代―食人植物の恐怖 (創元SF文庫)

  • 作者: ジョン・ウィンダム
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1963/12
  • メディア: 文庫

  ※ 各作品を取り上げたblogに、タイトルからリンクしています。

 

【独断で選ぶ2009年『小説・映画がだ~い好き』の映画Best1は―】

映画部門のBest1に輝いたのは・・・
  『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』
    エヴァ独特の世界観はそのままに、旧作より洗練され魅力的になった作品。
    シンジ、レイ、アスカたちの人間関係(の微妙さ)が、より丁寧に、より繊細に
    描かれていて、何か感覚に響いてきました。
    これまで「熱狂的」なファンでもなかったのですが、「熱狂的」なファンになり
    そうなくらい良かったです。

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
 ▲ 「破」はまだDVD化されていないので「序」のものです。

     限りある時間の中でお互いを想う心が、やさしく、そして、切なくて・・・。
     運命を受け入れようとするふたりの姿が痛々しく、楽しく幸せな時間が
     あればあるほど切なくなり、でも、ふたりの純粋な想いが心あたたかく
     させてくれて、とても素敵な作品でした。
     こちらを第1位にしようか非常に迷ったほど。
     だ~い好きな映画です。

 

bokukimi.jpg
 
 ▲ こちらも、まだDVD化されていないのでポスターです。

 そして、第3位は
  『アバター(AVATAR)』
    圧倒的なスケールと、美しい映像、そして、ストーリーと、どれをとっても
   魅力的な作品。
    久しぶりに、見応えのある「超大作」でした。

 [総評]

  2009年は、小説も、映画も、2008年ほどインパクトのある作品に出逢ず、
 少々残念な印象でした。

  小説については、読んだ作品の中から気に入った作品をブログで紹介して
 います。(ただし、既に紹介済みの「シリーズ」は載せていません。)
  Best1を選ぶに際は、ブログで紹介した作品から選んでますので、既紹介
 のシリーズ作品は対象外となっていますが、実は、「精霊の守り人」シリーズ
 の第5作「神の守り人(上・下)」 (著:上橋菜穂子)は非常に読み応えがあって、
 既紹介のシリーズ作品を含めると、Best1に匹敵するほど素敵な作品でした。
  同じ上橋作品の「獣の奏者」をまだ読んでいないので、読むのを非常に
 楽しみにしているところです。 ^^

  映画は、2008年に引き続いて、2009年も邦画が中心となりましたが、
 洋画で「ターミネイター4」や「トワイライト」(初恋・ニュームーン)、そして、
 年末に公開された『アバター』がよかったです。
  2010年は、少し洋画に目を向けてみようかと思っています。
  
  2010年も、たくさんの小説を読み、映画を観たいなと思います。
  素敵な小説・映画に出逢えるといいな! 
 

     ※ 『小説・映画がだ~い好き』のBest1!【2008年】は、
       ここ( ↑ )をクリックしてネ *^^*  


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このライトノベルがすごい!2010 【小説】 [tea room]

ど~ん!と重い小説ばかり読んでいると、たま~に、軽い
小説を読みたくなりませんか?
そんなときにいいのが “ 文字どおり ” ライトノベル。
いやはや、ホントに気楽に読めて楽しいです。

でも、書店に行けばたくさんのライトノベルはあるものの、
どれがおもしろいのか・・・。
手にとって物色するには、絵がかわいすぎて勇気が ^^;
(まあ、私だけかもしれませんが・・・)

さてさて、パンパカパ~ン♪
「このライトノベルがすごい2010」が発表されました 

第1位  「バカとテストと召喚獣」
第2位  「化物語」シリーズ
第3位  「文学少女」シリーズ
第4位  「とらドラ!」
第5位  「生徒会の一存」シリーズ
第6位  「黄昏色の詠使い」
第7位  「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」
第8位  「ベン・トー」
第9位  「とある魔術の禁書目録」
第10位 「蒼穹のカルマ」

です。

第1位の『バカとテストと召喚獣』は、まさに本タイトルのとおり、
バカらしくて、すご~くおもしろかったです。
(o^-')b

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

  • 作者: 井上 堅二
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2007/01/29
  • メディア: 文庫

 

【 バカとテストと召喚獣の“あらすじ” 】 

成績順にクラス分けがされ、一番下のF組になった吉井明久。
Aクラスは冷蔵庫ありの、各人にエアコンありの、超高級ホテル
並みという設備。一方Fクラスは、ちゃぶ台に座布団という扱い。

ところが、この学校には、試召戦争をし、勝てば教室を入替える
ことができるというルールがある。
その試召戦争とは、自分をデフォルメした3D版のような召喚獣を
呼び出し闘うもの。
ただし、召喚獣の戦闘力はテストの成績によって決まるという
シビアさ!

吉井たちFクラスは、快適な教室を奪取するため、無謀にも?
Aクラスに試召戦争をしかけるのだった・・・。

【 ライトノベルおそるべし! 】

第1位となった「バカとテストと召喚獣」。
主人公の吉井を筆頭に、個性溢れたFクラスの面々がしかける戦い
(といっても緊張感がない)がバカらしくて、トボけたやり取りなど、
電車の中で読んでいて笑いを我慢するのが大変でした ^^
ホント、楽しい小説を読みたいときにお薦めな作品です☆

それから、第3位になった「文学少女シリーズ」 (2009の第1位)も
おもしろくて、以前、取り上げた作品。
( ↑ タイトルをクリックして、blogを読んでみてネ!)
本編は完結しており、「挿話集」などの外伝的な短編集が刊行され
ていますが、相変わらず人気ですね。
映画化もされますし、2010年も期待です(o^-')★

決して、ライトノベルを侮ってはいけません!おそるべし!!

ちなみに、イラストを描かれている竹岡美穂さんは、2年連続で
「イラストレーター部門」の第1位!
私もイラスト集を買うくらいだ~い好きです *^^*

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 ▲ イラスト集「“文学少女”の追想画廊(ガレリア・デ・アール)」から。


タグ:竹岡美穂
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「鷹の爪団」からの映画鑑賞マナーのご注意【映画】 [tea room]

映画館に行くと流れる、上映中のマナーを注意するなどのフィルム。

松竹系のMovixだと、ヒッポコブラザーズ(カバ?のキャラクター3兄弟)の
「映画って楽しいーね♪」という歌。
この曲が意外と覚えやすい!
今、思い出しただけで、頭の中で音楽が流れ始めました ( ̄▽ ̄;)
Movixのホームページで映像が見れるよ(しかも、楽譜まである)(笑)

イオン系のイオンシネマは、古いフィルムを回しているような映像で
ちょっとオシャレだね。

そして、最近よく行くTOHOシネマズの「鷹の爪団」が僕のお気に入り!
見たことのない方のために、ちょっとご紹介すると・・・

091004_takanotume.gif

▲ 鷹の爪団の総統と吉田くん。吉田くんのボケがいいO(≧▽≦)O

  世界征服をたくらむベンチャー秘密結社 鷹の爪。
  そして、彼らの野望を阻む正義の味方・デラックスファイター。
  何をやっても失敗ばかりの鷹の爪団と、正義なのかよくわからない
  ヒーローとのやり取りを描いた世界征服コメディ。
                  
(蛙男商会さんの公式HPから)

 ※ 蛙男(かえるおとこ)商会さんのHP って、おもちゃ箱をひっくり
   返したよう。おもしろいよ!  ( ↑ リンクしてま~す!)

その「鷹の爪団」の「総統」と「吉田くん」が、映画鑑賞のマナーを
 “ おもしろおかしく ” 教えてくれます。

さてさて、鷹の爪団がTOHOシネマズに登場したのは、2006年10月
ころからのよう。
そのころの画像がYouTubeにあったのでご紹介。
映画のマナーフィルムと関係なく見てもおもしろいね ^^

 

しかも、今、鷹の爪団は映画「BALLAD 名もなき恋のうた」を勝手に
応援しているそう。
こちらの映像も一緒に楽しんでネ。

  ※ 残念ながら、現在は視聴できません T_T 

 

上映前の待ち時間って、本も読めないし「手持ちぶさた」だったけど、
最近、楽しみ!
TOHOシネマズさん!早く次回作をお願いします。
楽しみにしてまぁす *^^*


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日本ファンタジーノベル大賞【小説】 [tea room]

第21回「日本ファンタジーノベル大賞」の受賞作が決まりましたね。
15年ぶりの2作品同時受賞だそうです。

これまでの受賞者には、

第6回(1994年)の池上永一さんの「バガージマヌパナス」
 - 最近の作品ですが
「テンペスト」は読み応えがありました!
第13回(2001年)には、優秀賞ですが畠中恵さんの「しゃばけ」
 - 「しゃばけ」はだ~い好きな作品です*^^*
第15回(2003年)には、森見登美彦さんの「太陽の塔」
 ― 
「夜は短し歩けよ乙女」の独特の雰囲気がいいですネ!!

っと、今、旬の作家さんが何人も受賞しています。

今回は「月桃夜(げっとうや)」と「増大派に告ぐ」という作品が
同時受賞だそう。
私は、あらすじ的に「月桃夜」(遠田潤子さん)が気になっています。

☆ あらすじ ☆

兄を亡くした茉莉香は、奄美の外海に漕ぎ出した。
半ば死を望んで漂う彼女に、どこからともなく現れた
不思議な鷲(わし)は語りだす。
天保の奄美に生きていた、血のつながらぬ兄妹の悲しい記憶。
砂糖の産地として薩摩に隷し、過酷な階級制度に縛られたこの島で、
二人は運命に抗い神に挑み、禁断の愛を貫こうとした。
兄はフィエクサ(鷲)、妹はサネン(月桃)―
鷲に姿を変えた少年は、たとれ何百年何千年でも飛び続け、
すべてが赦(ゆる)される永遠の彼方、この世の終わりを待つという・・・。

   (8月27日付け読売新聞記事から引用させていただきました。)

 ※ 「月桃(げっとう)」とは、沖縄地方でサンニン(沖縄本島)、
  サネン(奄美地方)、ソウカ(大東島、八丈島)
と呼ばれる
  ショウガ科の植物だそうです。

  ☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆*:..。o○☆゚


11月には新潮社から出版されるそうなので楽しみです!

ちなみに、だ~い好きな恩田陸さんは、受賞こそしていませんが、
「六番目の小夜子」が第3回に、「球形の季節」が第5回に候補作と
なっています。
私は「六番目の小夜子」が小説もドラマも特に好き!

六番目の小夜子 第3章 [DVD]

六番目の小夜子 第3章 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

 ▲ NHKでドラマ化されてます(blogでDVDの紹介は2度目です)。
   今をときめく、鈴木杏さん、栗山千明さん、山田孝之さんたちが
   出演しています(みんな若い!)。
   とても上質なドラマに仕上がっており、非常にお薦め!
   音楽もすごく素敵です♪


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日本推理作家協会賞【小説】 [tea room]

先日、新聞を読んでいたところ、
日本推理作家協会が主催する賞についての記事が載っていました。
  「江戸川乱歩賞」 
ミステリーの新人を発掘顕彰するもの
  「日本推理作家協会賞」 がその年の最も優れたミステリーに与えられるもの
だそうです。

実は、お恥ずかしながら「江戸川乱歩賞」がその年の最優秀作品に
贈られているものとばかり思っていました。
どおりで受賞して初めて名前を知る作家さんが多いわけです。
推理小説が大好きなのに知らなかった・・・(苦笑)。

そこで、まず「日本推理作家協会賞」について調べてみました。

【 日本推理作家協会賞とは 】

1948年に探偵作家クラブ賞として、現在の日本推理作家協会が創設
 (当時は日本探偵作家クラブ。江戸川乱歩が主催)
毎年、その年に発表されたミステリー(※)の中で優れていたものに、
日本推理作家協会が授与する文学賞。
毎年5月ころの発表のようです。
 ※ ミステリーといっても、いわゆる本格的な探偵小説、推理小説からハードボイルド、
   冒険、サスペンス、SF、ホラーと、推理小説に限定されていないそうです。

●名前の変遷は?
 探偵作家クラブ賞    第1回(1948年)~第7回(1954年)
 日本探偵作家クラブ賞 第8回(1955年)~第15回(1962年)
 日本推理作家協会賞   第16回(1963年~現在)(※2008年は第61回)

●部門は?
 第1回(1948年)~第4回(1951年)  長編賞、短編賞、新人賞(第1回のみ)
 第5回(1952年)~第28回(1975年) 部門の区別なし
 第29回(1976年)~現在       長編部門、短編部門、評論その他部門
  ※ 「短編及び連作短編集部門」が「長編及び連作短編集部門」に変わるなどの変更は
      あるようです。

●選考方法は?
 第61回(2008年)の場合
   前年末から各部門別に予選委員会(長編及び連作短編集部門5名、短編部門4名、
  評論その他部門3名)を重ね、4月に候補作が決定。
   5月16日(金)15:00から、「第一ホテル東京」において『本選考委員会』が開かれ
  受賞作が決定
  
●過去の主な受賞作は?
 横溝正史「本陣殺人事件」(第1回・1948年、長編)に始まり、さすがに名だたる名作ばかり。
 ネットで検索すると一覧はたくさんあるので、そちらで確認してね。
 その中で僕のお薦めは、次のとおり。ブログを読んでみてネ

【 北村薫さんの「夜の蝉」 】(link)

「第44回・1991年、短編・連作短編」での受賞です。
ラストでは,じわ~と心が温かくなって自然と涙があふれました。

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1996/02
  • メディア: 文庫

 

【 綾辻行人さんの「時計館の殺人」 】

「第45回・1992年、長編」での受賞です。
ご存知「十角館の殺人」に始まる「館シリーズ」。はまりました。

日本推理作家協会賞受賞作全集〈68〉時計館の殺人 (双葉文庫)

日本推理作家協会賞受賞作全集〈68〉時計館の殺人 (双葉文庫)

  • 作者: 綾辻 行人
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫

【 北森鴻さんの「花の下にて春死なむ」 】 (link)

「第52回・1999年、短編・連作短編」での受賞です。
こういう日常に潜む謎って好きです。温かい雰囲気が漂う作品です。

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

  • 作者: 北森 鴻
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 文庫



 有名どころでは、
   宮部みゆきさんの
「龍は眠る」(第45回・1992年、長編)
   京極夏彦さんの
「魍魎の匣」(第49回・1996年、長編)
   東野圭吾さんの
「秘密」(第52回・1999年、長編)
   恩田陸さんの
「ユージニア」(第58回・2006年、長編・連作短編)
 もあります。

なお、1度受賞した作家の再受賞は禁じられているそうです。


【 日本推理作家協会とは 】

「推理作家協会」と名がつくから「推理作家」だけを会員とする団体かと思いきや、
作家のほかに、ミステリーと関わりのある評論家や翻訳家、漫画家など
様々なエンターテイメントの方々が集まった団体だそうで、
現在、630名を越える会員がいらっしゃるそうです。

現在の会長は大沢在昌(※)さん。
私はあまりハードボイルドを読まないのですが、「天使の牙」は大好きです。
も~、最初から最期までハラハラしどおし!
肩に力が入って、読み終わったとき疲れました(笑)。
ちなみに大沢さんは,第44回(1991年)「新宿鮫」(長編)で受賞です。

  ※ 2009年5月、東野圭吾さんが会長に就任されました。
                         <2009年5月27日追記>

理事には,今,最も勢いのある作家といっていい東野圭吾さんも。
私は,加賀刑事のシリーズ(学生のころの加賀くんから)が大好きです。
東野さんの受賞は、上に書いたとおり「秘密」(第52回・1999年、長編)です。

http://www.mystery.or.jp/
(↑ 日本推理作家協会HPはここです。覗いてみてください)


<2009年5月27日追記> 

● この記事は、ブログ「ハスカップティを楽しみながら」に掲載したものを加筆・修正したものです。

● 2009年(第62回)の受賞は次のとおりです。

長編及び連作短編集部門
  道尾秀介 
「カラスの親指」(講談社)
  柳 広司 「ジョーカー・ゲーム」(角川書店)

短編部門
  曽根圭介 「熱帯夜」(野生時代6月号)
  田中啓文 「渋い夢」 (ミステリーズ!28号)

評論その他の部門
  円堂都司昭 
「『謎』の解像度 ウェブ時代の本格ミステリ」(光文社)
  栗原裕一郎 「<盗作>の文学史 市場・メディア・著作権」(新曜社)

 


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2008年の映画興行収入 【映画】 [tea room]

日本映画製作者連盟(映連)によると、
昨年(2008年)の1年間の邦画の映画興行収入は過去最高で、
洋画を2年ぶりに上回ったそうです。
詳しくは、日本映画製作者連盟のホームページをご覧ください。
     ( ↑ ここをクリックね!)

下の一覧は、記者発表の配布資料の一部をコピーさせていただきました。

僕は昨年、かなりの邦画を観に行きました。
が・・・、あまり興行収入の順位には貢献していなかったようです(笑)
この中で観たのは、
  6位  20世紀少年(link)
 14位  デトロイト・メタル・シティ
 17位  映画クロサギ(link)
 28位  砂時計

だけ。

僕の中での昨年の第1位は
  
「砂時計」(出演:夏帆・池松壮亮ほか)(link)
ったんですよね。
  夏帆さんのはにかむ表情がとても素敵でした。
そして、
  
「デトロイト・メタル・シティ」(出演:松山ケンイチ・加藤ローサ)(link)
もおもしろくて最高でした。
とても笑いたい人には、かなりお薦めです!

こんな風に、(僕の)高評価と興行収入が直結しているものもあれば、
このトップ28に入ってこなくても、僕の中では、例えば
  
『ラブ・ファイト』(出演:林遣都・北乃きい)(link)とか、
  
『奈緒子』(出演:三浦春馬・上野樹里)(link)など
素敵な映画っていっぱいありました。

みなさんは、自分の評価と合っていましたか??


2008年度(平成20年)興収10億円以上番組 (平成21年1月発表)

[邦画]

順位 公開月 作品名興収
(単位:億円)
配給会社
17月 崖の上のポニョ155.0東宝
26月 花より男子ファイナル77.5東宝
310月 容疑者Xの献身49.2東宝
47月 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール
ギラティナと氷空<そら>の花束シェイミ
48.0東宝
55月 相棒 -劇場版-
絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン
44.4東映
68月 20世紀少年 第1章39.5東宝
76月 ザ・マジックアワー39.2東宝
83月 映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝33.7東宝
907/12月 マリと子犬の物語31.8東宝
102月 L change the WorLd31.0WB
119月 おくりびと30.5松竹
124月 名探偵コナン 戦慄の楽譜<フルスコア>24.2東宝
139月 パコと魔法の絵本23.6東宝
148月 デトロイト・メタル・シティ23.4東宝
151月 母べえ21.2松竹
161月 陰日向に咲く19.5東宝
173月 映画クロサギ17.2東宝
182月 チーム・バチスタの栄光15.6東宝
193月 犬と私の10の約束15.2松竹
204月 少林少女15.1東宝
217月 ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌14.5松竹
2211月 ハッピーフライト13.3東宝
234月 映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者12.3東宝
247月 クライマーズ・ハイ11.9東映/GAGA
258月 劇場版NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆11.6東宝
2607/12月 椿三十郎11.5東宝
271月 銀色のシーズン10.4東宝
284月 砂時計10.0東宝

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第82回(2008年)キネマ旬報ベストテン【映画】 [tea room]

第82回のキネマ旬報ベストテンが発表されました。
近年、アメリカのアカデミー賞に名前が似ていることや、
某テレビ局が大々的に報道するため、
日本アカデミー賞が大きく取り上げられることが多いですが、
やはり歴史ある、価値ある日本の映画賞としては
  「キネマ旬報ベストテン」
ですよネ。
なんってったって、82回を数えますからね~(^^)

僕は、昨年、月2回くらいのペースで映画を観ましたが、ほとんどが日本映画!
(洋画は「彼が二度愛したS」だけでした。洋画に触手がわかなくて)
ですから、日本映画に注目。そして結果は次のとおりでした!!

  第 1 位  おくりびと
  第 2 位  ぐるりのこと
  第 3 位  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)
  第 4 位  トウキョウソナタ
  第 5 位  歩いても 歩いても
  第 6 位  闇の子供たち
  第 7 位  母べえ
  第 8 位  クライマーズハイ
  第 9 位  接吻
  第10位   アフタースクール

  監督賞・脚本賞:小山薫堂監督
  主演男優賞:本木雅弘さん
  主演女優賞:小泉今日子さん
  助演男優賞:堺 雅人さん
  助演女優賞:樹木希林さん
  新人男優賞:井之脇海さん
  新人女優賞:甘利はるなさん

実は、ベスト10に入った作品をひとつも観ていません。
  あらら・・・(苦笑)
「おくりびと」は観たかったんですけど、話題になればなるほど
後回しにする悪い癖がでて・・・。
でも、まだ一部映画館で公開しているし、遅まきながら観に行こうかな!
ちなみに「トウキョウソナタ」は、まだ東京・六本木の映画館で
上映していたと思います。
(ただし、2009年1月8日現在のあいまいな記憶ですが・・・)


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『小説・映画がだ~い好き』のBest1!【2008年】 [tea room]

【独断で選ぶ2008年『小説・映画がだ~い好き』のBest1は―】

小説部門のBest1は
 島本理緒さんの
『ナラタージュ』
   痛く、そして、せつないほどの想い。
   読後に強烈なインパクトを残しました。
   その受けた印象をどのように言葉にしたらいいかわからなかったほど。
   表面はおだやかに、しかし、狂おしいほど激しい恋愛が繊細に描かれた瑞々しい作品です。

     

ナラタージュ (角川文庫)

ナラタージュ (角川文庫)

  • 作者: 島本 理生
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 文庫

  ちなみに次点は、
   村山由佳さんの
『天使の梯子』
     こちらも、狂おしいほどの想いが交錯しあう、繊細な想いが描かれた作品。
     しかし、こちらの読後感は、まさに「天使の梯子」が降りそそぐように、こころに
     暖かくやわらかな光が射しこんでくるような印象です。
  そしてもう一作品、
   
金城一紀さんの『映画篇』
     ほんわり~とした雰囲気が漂っていて、読後は、とても気持ちが温かくなる作品でした。

 

【独断で選ぶ2008年『小説・映画がだ~い好き』の映画Best1は―】

映画部門のBest1に輝いたのは・・・
  『砂時計』(出演:夏帆、池松壮亮ほか)
    この映画の魅力は、なんといっても夏帆さんと池松くんの初々しさ。
    とくに夏帆さんは、杏の微妙な心情をとてもうまく表現していて、母親の遺影に砂時計を
    投げるシーンなどは、自分を置いて行った母親へのやるせない想いが伝わってくる迫力
    がありました。

    ちなみに、原作のコミックにもしっかりはまりましたぁ(^^)

砂時計 スタンダード・エディション [DVD]

砂時計 スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD


  惜しくも次点は、
    『ラブファイト』(出演:林遣都、北乃きいほか)
     こちらは、北乃きいさんの小悪魔的な表情が魅力!
     ストーリーもよかったです。一生懸命に打ち込む姿って美しいですネ。
  そしてもう一作品、
    『奈緒子』(出演:三浦春馬、上野樹里ほか)
     給水所で、奈緒子が雄介に水を渡そうとするときの、それぞれの葛藤のシーンが
     グッときて、すごく印象深かったです。

      2008年は、小説も、映画も、たくさんの作品に出逢えました。
      小説は、その中からお気に入りの作品をこのブログで紹介して。
      こうして振り返ってみると、本当に素敵な作品に多く出逢えて幸せな年でした。
      そして、映画も邦画が中心でしたが、たくさんのお気に入り作品がありました。
      
2009年も、こういう素敵な小説・映画に出逢えるといいな!

  

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え~?少ないぃ?? 3 [tea room]


2007年9月24日、久しぶりにブログをのぞいたら、
閲覧数が3000件を超えていました。
  おいおい、自分のブログだろ~?
  「久しぶりに」はないんじゃないの?
な~んて声も聞こえそうな気もいたしますが・・・・。
(実態は、そのような声を上げる定期購読者もいないのでしょうけどね(笑))

いずれにしても、読んでくださった皆様、ありがとうございます。

いいわけですが、「毎日、午前様」で(※お酒じゃありませんヨ!)、
  「休日は、普段できないことを」
な~んて思っていると、なかなかブログまで手が回らない状態です。
(つまり、更新できない、ということが言いたい。スミマセン・・・)
それより、本を読む時間もないのが、なみだ、涙です。

さてさて、恒例(勝手に恒例にしている)の閲覧数のトップ3を紹介!
アクセス数は、な・い・しょ!
(でもトータル数です。時事的な作品はあまり紹介していないので)

1位 ARIA【天野こずえ】 (→)
    ・・・・・いや~強い!大台を突破しています。
        11巻が10月に発売されるようですね。楽しみ、たのしみ!!
2位 恋愛寫眞-もうひとつの物語【市川拓司】 (→)
    ・・・・・失礼ながら、意外と健闘しているのに驚きです。
        「意外」というのは、映画が公開されてもうじき1年なので。いいものは「いい」のですね。
3位 夜の蝉【北村 薫】 (→)
    ・・・・・「疲れた心に北村薫さん」です。心が癒されます。

っということで、トップ3は『え~?少ないぃ?? 2』と変わりませんでした。
紹介作品数が増えていないので、そんなに増えるはずもなく・・・。
当然かもネ。
ちなみに、次点は、十角館の殺人【綾辻行人】でした。
その差、2ポイント!

それから、今回は、あまり書いていないので比較すること自体が無謀かもしれないけど
映画ランキングっといってみます。

1位 そのときは彼によろしく 
    ・・・・・も~、うるさいくらい繰り返していますが、大好きな作品です。
        映像がきれい!
2位 アルゼンチンババア 
    ・・・・・今、もっとも魅力的な女優さんの一人、掘北真希さんの主演です

        原作は「よしもとばなな」さんですが、すごく短い物語です。
        1時間もあれば読めちゃうかも。
3位 恋愛映画(韓国編)~ファク・ジョエン監督 1
    ・・・・・最初のころに書いたものなので、タイトルは分かりにくいと思いますが、内容は
        『猟奇的な彼女』です。も~めちゃ大好きです。
          ※ タイトルを「猟奇的な彼女」に変更しております。
                    <2009年6月28日追記>

これからも、あまりあせらず、マイペースで読んで、気に入った作品を書いていきますネ。
よろしかったら、読んでやってください。
そんなわけなので、
さてさて、次回の「え~?少ないぃ?? 4」はいつになるでしょうか ^^


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え~?少ないぃ?? 2 [tea room]

7月12日現在、ブログへの閲覧数が2000件を超えました。
読んでくださった皆様、ありがとうございます。
たまたま、検索に引っかかって、ついでに読んでくださった方、
ありがとうございます。
たまたま、検索に引っかかって、読まなかった方、
次回は読んでみてくださいネ。

約2か月で1000件のアクセスをいただきました。
1か月で500件、1日にすると~・・・・。
ん~、「西之園萌絵」さんではないので、すぐ計算できませ~ん(笑)

 ※ 西之園萌絵さんとは、森博嗣さんの「S&Мシリーズ」
  の重要かつ人気の登場人物です。
   計算がメチャ速いですよネ。

でもでも、満足、まんぞく。
この1000件から2000件の間、何名かの方からコメントをいただき、
読んでくださっている方がいることが分かり、とてもうれしく思っています。
niceをもらってうれしかったぁ。ほんと!!

それでも、えっ?少ないって??
そういわないでくださいネ。

 ちなみに、現在の閲覧数のトップ3を紹介!アクセス数は、な・い・しょ!
1位 ARIA【天野こずえ】 (↑)
    ・・・・・最初のころに比べて、アリア社長がかわいくなりましたよネ。
        ねいぐるみ がほし~い!
2位 恋愛寫眞-もうひとつの物語【市川拓司】 (↓)
    ・・・・・映画の原作だし、上映時期からだいぶたっているので・・・。しょうがないですよね。
3位 夜の蝉【北村 薫】 (初)
    ・・・・・アクセス数の増加の早さに驚きました。人気作家さんであることを再認識しました。

逆にアクセス数が伸びるだろうと思っていたのに伸びなくて??な作品は・・・
 光の帝国-常野物語-【恩田 陸】
 西の魔女が死んだ【梨木香歩】  

どちらも、も~超お薦め作品なのに。ほんと??です。
どーしてぇ?
いや~、私のブログを読みたい人はいなくても、
検索でアクセスしようとする人っているはずだと思うんですが。

「光の帝国」は評判高いし、続編だって、バシバシ出ていますよ。
「西の魔女が死んだ」なんて、本屋さんに行くと
いまだにお薦めコーナーにありますよ。
も~、超、ちょう、チョウ、大好きな作品なのに。
  どうして?どうして?
って感じです。
もし、読んだことのない方がいらしたら、
是非是非、読んでみてくださいネ。

さてさて、次回の「え~?少ないぃ?? 3」はいつになるでしょうか ^^

ちなみに、アクセス数1000件を超えたときの
「え~?少ない??」
も、のぞいてみてネ。


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