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WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ 【映画】 [映画の棚]

久しぶりに、公開初日(2014.5.10)に映画を観に行ってきました!
この作品の原作は、何年か前に読んで、とてもお気に入りだった
もの。映像のメリットを生かしてどのように映画化されたかを楽しみ
に観てきました。

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【 story 】 

大学受験に失敗し、彼女にもフラれて高校を卒業した平野勇気
(染谷将太)。
たまたま見かけた林業研修プログラムのパンフレットの美女
(長澤まさみ)につられ、1年間の研修に応募する。
携帯の電波も届かない田舎の神去村で林業の研修に参加する
ことになった勇気だが、もともと林業に興味があった訳ではない
ため、想像を絶する現場の過酷さに耐えきれず、逃げ出そうと
する。しかし、パンフレットの美女・石井直紀から、「やる気が
ない人は迷惑」と言われ奮起するのだった。
ヨキ(伊藤英明)の厳しい指導の中、林業へのやりがいを感じ
始め、神去の人々との触れ合ううちに、勇気の気持は少しずつ
変わり始める・・・。

【 全体的には良かったのですが・・・ 】 

原作を読んだのはもう何年か前で、細かい内容まで覚えておらず、
もともと原作にあるシーンなのか分からないのですが、御神木が
滑り台のように滑走するシーンは正直、苦笑しました。
原作にも似たような場面はあったように思いますが、まるで曲芸の
ように勇気一人が御神木にまたがって・・・というのは・・・ ^^;
この作品の原作の魅力は、地に足のつかない、何となく生きている
ような青年が、林業を通して、仕事に打ち込むこと、誇りをもって
向き合うこと、人との繋がりの大切さを学ぶことなど少しずつ成長
していくところ。苦労しながら、自分の進む道を見いだしていく姿に、
応援したくなり、心が温かくなるのだと思います。
物語としては、そんな固いだけ(厳しい環境の中で頑張る姿だけ)
では成立しないところもあるので、笑いを取り込もうとしているの
かも知れませんが、神事の雰囲気が感じられず、急にコメディに
なったみたいで・・・。
私にはうかがい知れない、監督の深い意図があるのかもしれない
ですけどネ。

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あと、直紀がなぜ勇気が気になって惹かれていったのかがもっと
描かれていれば良かったかなって思います。何だか、村に若い人
がいないので、若ければいいようにも見えてしまった・・・。

それらの点は不満でしたが、ただ、見上げた木々が風で大きく揺れる
シーンなどは、さすが映画。小説を読んでいても実感できない自然
の雄大さが伝わってきて、映像ならでは!良かったです。
あと、勇気役の染谷将太さんは、なかなか、味があってよかった!

何だか批判的な感想ばかり書いてしまいましたが、もともと原作は
魅力ある作品ですし、その原作の味は生かせていると思うので、
トータルでみると観に行って良かったと思った作品です。
えっ?とてもそんな感想には見えない?? すみませんm(_ _)m


リアル~完全なる首長竜の日~ 【映画】 [映画の棚]

劇場予告編で作品の存在を知って、気になっていた作品。
大好きな“綾瀬はるか”さんも出演するし!っということで、6月1日の
初日に観に行ってきました

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 公式HPは ここ をクリックしてネ!

【 story 】 

幼なじみで恋人同士の浩市(佐藤健)と淳美(綾瀬はるか)。
二人はいつまでもこの幸せが続くと思っていた。しかし・・・
 ― 1年後 ―
淳美は自殺未遂により、1年間、眠ったままの状態に陥っていた。
浩市は淳美を目覚めさせるため、“センシング”という最新医療
技術により、彼女の意識と接触を図る。
淳美の意識の中で浩市は「なぜ自殺したのか」と問いかけるが
淳美は、自分の自信を取り戻すために小学生の頃に描き、
浩市にあげた「首長竜の絵を探してきてほしい」と頼むのだった。
首長竜の絵を探しながら、淳美の意識の中へ入っていく浩市。
そんな彼の前に、見覚えのない少年の幻覚が現れ始め・・・。

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【 ちょっと、惜しい! 】

幸せな時を一緒に過ごしながら、ある日、恋人が自殺未遂をしたら・・・、
きっと “なぜ?” “どうして?” と疑問に思い続けると思います。
この物語は、人の意識下に接触する医療技術が進んだ世界。
そんな技術が確立して現実化したとしたら、私だったらきっと、知りたい!
という思いと、真意を知った時の怖さで、どうしたらいいか悩み続ける
だろうなっと思います。
この映画では、そのような葛藤はほとんど描かれておらず(原作を
読んでいないので、もともと描かれていないのかもしれませんが)、
意識下(夢)の非現実的な世界が前面に描かれています。
文字で物語を描く小説と違って、映像で現実にはあり得ない世界を
描くことは、映画の特徴を生かしているとは思いますが、迷いや葛藤
といった心の内面をもう少し描いていたら、もっと重厚な作品になった
のかなっと“個人的”には思います。

また、“センシング”の副作用で、浩市の現実世界で幻覚が現れ始め、
浩市の中で混沌とし、混乱してゆくのですが、それがちょっと長くて
(あまり展開がない)、観ていて飽きが来ました。
さらに、ここでは詳しく書けませんが、驚きの展開があるのですが、
何だか“さらっ”と明らかになり、“あれ?えっ?”という感じでした。

こんなふうに書くと、何だか批判しているみたいですね。でも、期待が
大きかっただけ、求めるレベルも高かったということで!
決してレベルが低いとは思いませんけど、私的には、「ちょっと、惜し
いかな」というのが印象の作品です。


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【 +plus 】

ふっと思ったのですが、最近は、映画にしても小説にしても、二転三転する
複雑なストーリーが多いですよね! なので、映画を見ていても、あっ!と
驚く展開がもう一つあるのでは?と深読みしてしまいます。
ちなみに、この映画では、「中谷美紀さんに何か秘密があって、驚きの展開
があるのでは!?」とか思ってしまいました。
でもでも、いけませんね。複雑だからいいというものではありません。
複雑なストーリーに慣れすぎていることと、驚きを求め過ぎていることを
 反省、ハンセイ ^^;


図書館戦争 【映画】 [映画の棚]

だ~い好きな小説“図書館戦争”
その作品が映画化されると聞いたとき、原作が大好きなだけに、正直、
観るか観まいか迷いました。
結果は・・・観て良かったで~す (*^-')bグッド

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  ▲ 公式HPは(←)こちらをクリックしてネ!

【 story 】

2019年-正化31年-
公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。
高校時代、良化特務機関(メディア良化隊)の検閲により本を奪われ
そうになったところを救ってくれた図書隊員に憧れ、笠原郁(榮倉奈々)
は図書隊員になる。
担当教官・堂上篤(岡田准一)の厳しい指導の下、不器用ながらも、
愚直に頑張るその情熱が認められ、郁はエリート部隊・図書特殊部隊
(ライブラリー・タスクフォース)に配属されることになったが・・・

【 映像化を生かしてました! 】

有川浩さんの描く物語の魅力は、やはり“ベタ甘”のラブストーリー。
そして、そんな有川作品の代表作とも言える“図書館戦争”の魅力は、
バリバリの防衛員(戦闘職)ながらメチャクチャ乙女な主人公・笠原郁と
硬派なツンデレ上官・堂上篤が織りなすラブストーリー。そんなふたりの
見た目とのギャップは、「表現の自由が制限された世界」という重い
ストーリーを和ませ、ベタ甘の恋愛は決して読者を裏切る展開にならず
に安心して読めます。

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   ▲ 頭をなでるシーンは原作でも人気ですよネ!

そんな“図書館戦争”の魅力を映画では上手く映像化し、銃撃戦も迫力が
あって小説とは異なる緊迫感も伝わってきました。映像化の利点を十分に
生かしていましたネ。
原作を読んでいる私でも、ストーリーにグイグイ引き込まれました!
ただ、やはりこの物語の最大の魅力は郁と堂上の関係性。全体的に
戦闘シーンが多かったという印象なので、もう少し戦闘シーンを減らして、
郁が堂上に惹かれていく姿を丁寧に描いてくれたらよかったかなと思い
ます。ただし、これは“あえて言えば”って感じですけど。
私的には、かなり満足の作品です。是非、続編を観たいですネ

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  ▲ 郁と柴崎の関係も、ラストの伏線としてもっとあった方が良かったかな!

【 ぴったり! 】 

榮倉奈々さんと岡田准一さんの配役以上に、柴崎麻子役が“栗山千明”さん
と知ったとき、まさに“ぴったり!”と思いました。

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クールで、知的で、清楚な美人な柴崎役。まさにぴったりですね。
これも敢えていうと、柴崎という人物も図書館戦争の魅力の一つなので、
もっと描いて欲しかったかな(上映時間の制約の中で、そんなに要求し
ても無理か・・・ ^^; )。


ジュリエットからの手紙 【映画】 [映画の棚]

この作品は、公開前(2011年5月14日公開)から気になって
いたのですが、見逃してしまって悔んでいた作品 T_T
最近、『クロエ』、『親愛なるきみへ』と、アマンダ・セイフライドが
出演している作品を続けて観たこともあって、やっぱり観たい!
っという気持がムクムク。
上映している映画館を探して、ちょっと遠かったのですが、観に
行ってきました!
観に行ってよかった~☆
やさしくて、気持を温かくさせてくれる、とても素敵な作品でした。
今年度観た作品の中でも、かなりお気に入りです。
о(ж>▽<)y スゴクイイヨ♪ 

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【 story 】

ニューヨークで雑誌の調査員をしながら記者になることを夢見る
ソフィ(アマンダ・セイフライド)は、婚約者のヴィクターとイタリアの
ヴェローナを訪れる。
プレ・ハネムーンのはずなのに、開店するレストランのために
ソフィそっちのけで、ワインや食材を探し回るヴィクター。
ソフィは、ひとり“ジュリエットの家”を訪れる。

壁一面に貼られたジュリエットへの手紙。
恋の悩みを抱える女性が、ジュリエットへ手紙にその悩みを綴り、
貼りつけていく。
ソフィは、その手紙を1枚1枚、丁寧に集めている女性をみかけ、
その後を追いかける。そこでは、“ジュリエットの秘書”と名乗る
女性たちが、ジュリエットへの手紙に返事を書いていた。
そして偶然、50年前に書かれたジュリエットへの手紙を見つた
ソフィは、その内容に心惹かれ、返事を自分に書かせてほしいと
願い出るのだった。

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【 ふたつの恋物語 】

  恋したころの面影など残ってないかもしれない。
  自分のことなど覚えていないかもしれない。
  大切にしてきた美しい想い出が壊れてしまうかもしれない

そんな怖さに加え、“年を重ねた姿を見られたくない”、“相手に
想い出と違うとガッカリされたくない”なんて思ってしまい、自分
だったら怖くて会いに行けないかも・・・。

でも、50年前にジュリエットへ手紙を書いたクレアは、会いに行き
ます。そんな躊躇(ちゅうちょ)以上に、相手に寄せていた想いが
強かったのかもしれません。
50年間も寄せ続ける想い。素敵ですよね。
そんな素敵な恋が描かれた作品です。

ただ、クレアは夫をどれほど想っていたのでしょうね。
描かれてはいませんが、クレアが夫をも深く愛していたのだったら
いいなと思います。
パートナーが違う人をずっと想っていたとしたら寂しいですものね。

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 ▲ クレア役(左)のヴァネッサ・レッドグレイヴが素敵☆
   年を重ねたところからくる雰囲気や笑顔がとても魅惑的で、
   この作品のやさしいくて、温かい雰囲気は、ヴァネッサの
   魅力によるところが大きいでしょうね。

そして、50年の恋と同時に進行するもう一つの恋。
この物語を見ていて思ったのは、いくらお互いに相手を想っていても、
成就するかは別ということ。
相手の事情、自分の事情、そのとき勇気をだせるかなどなど、
恋愛はタイミングだなって思います。
ロミオとジュリエットのように悲恋に終わってしまうのか(別れが
人を成長させることもありますからネ)、そこは作品を観てドキドキ
してくださいネ *^^*

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 ▲ ロミオとジュリエットの名シーンを思い出させますネ。
   原題は "Letters To Juliet" 
   内容的にも「ジュリエットへの手紙」のが合っているような
  気がするな ^^

【 +plus 】

無知な私は、「ロミオとジュリエット」はシェイクスピアの創作した
物語だと思ってました。
なので、ジュリエットの家? しかも、なんでイタリア??っと
不思議に思っていたのですが、オリジナルの物語があるんですネ!
実際に、ジュリエットが実在して、「ジュリエットの家」に住んでいた
かは分かりませんが、映画の舞台になった「ジュリエットの家」は
とても落ち着いた、ロマンティックな雰囲気。
一度、行ってみたいな


親愛なるきみへ 【映画】 [映画の棚]

予告編を観たとき、美しい映像と物語に惹かれ、とても気になって
いた作品。
とてもとても、素敵なラブストーリーでした *^^*

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【 story 】

2001年春―
アメリカ軍特殊部隊に所属するジョン(チャニング・テイタム)は、
2週間の休暇をとって父親が住むサウスカロライナに帰省して
いた。
ある日、海辺でサーフィンをしていたジョンは、海に落ちた鞄を
拾ったことがきっかけでサヴァナ(アマンダ・サイフリッド)と知り
あう。
一緒に過ごす時間を重ねるほど強く惹かれあうふたり。
そして2週間を過ぎるころには、ふたりは恋に落ちていた。

  See you soon

ジョンが赴任地に戻り離れ離れになったふたりは、別れの時に
交わしたその言葉を信じ、そして、手紙を交わすことにより愛を
育んでいく。
そしてジョンが任務を終えようとする直前にある事件が起こる。
それによりふたりの運命は変わっていくのだった・・・。

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【 幸せと苦しみ 】

 ★ この後、ストーリーに触れているので御注意ください ★

とても素敵なラブストーリーでした。

出逢ってから2週間。ふたりで過ごした時間はたったそれだけ。
でも、狂おしいほどに相手を想うようになるには十分な時間。
そして、逢えないツラさを乗り越えることができるだけの濃密な
時間。そんなふたりの幸せで素敵な時間が描かれた前半。

ふたりの間で交わされるたくさんの手紙。
距離は離れていても、心は繋がっているふたりが描かれた中盤

そして・・・

後半は一転、なかなか痛かったです。
特に、手紙を待つジョンの気持や、突然届かなくなったときの
不安や苦しみ…。そして、2か月ぶりに届いた別れの手紙。
厳しい任務の中で唯一といっていい心の支えを失い、生きていく
希望を失ったかのように任務の延長を申請するジョンの姿には、
その気持が痛いほど分かりました。

そのように、ジョンの気持は非常によく伝わってきたのですが、
ジョンを愛しながら苦渋の決断をしたサヴァナの気持については
ちょっと描き方が足りなかったかなという印象。
サヴァナの「どうしてもそうぜざるを得なかった」という苦しい胸の
内がもっと伝わってくればよかったかなと思います。

痛さもあったけど、でも、ロマンティックで素敵な映画でした。
私好みの作品です о(ж>▽<)y スキー☆

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 ▲ 壁紙はAmericaのofficial site からダウンロードできるよ!
   

【 +plus 】

原題は“ DEAR JOHN ”
英語の俗語で"Dear John (Letter)” というと、女性から男性へ
の別れの手紙をいうそうです(辞書には「絶交状」だって・・・)。
それにしても、なんとも意味深なタイトルをつけますよネェ!

【 ++plus 】

ヒロイン・サヴァナ役のAMANDA SEYFRIED
今年だけでもこの「親愛なるきみへ」のほか、「クロエ」、
「ジュリエットからの手紙」(これ見逃したんです T_T )と
たて続け。旬の女優さんですネ。

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ちなみに、「クロエ」のパンフ(東宝)には「アマンダ・セイフライド」、
「親愛なるきみへ」のパンフ(松竹)では、「アマンダ・サイフリッド」。
どうでもいいのですが、どちらの表記が発音に近いのか、ちょっと
気になっちゃいます ^^;


アイ・アム・ナンバー4 【映画】 [映画の棚]

映画・小説を問わず、微妙な心・感情などを描いた作品が
好きなので、ハリウッド作品を観ることって少ないんですが、
この作品は、次にハリウッドでブレイクしそうな若手俳優たちが
出演する瑞々しい映画と聞いて、気になっていた作品です。
なかなか私好みの作品でした~ (o^-')bスキデス♪

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 ▲ official site(英語)と日本語サイトを見比べてみると
  違いもあってなかなか面白いよ☆

【 story 】

モガドリアンの侵攻により滅亡したロリエン。
そのとき、超能力を持つ9人の少年少女と、彼らを護る9人の
守護者は地球に逃れ、彼らを抹殺しようとするモガドリアンから
身を隠していた。

命を狙われることを恐れ、幼いころがら守護者とともに町を移り
住みながら暮らしてきたナンバー4(アレックス・ベティファー)。
ある日、ナンバー4は、ナンバー3が殺害されたことを知る。
ナンバー1から順番に殺害するモガドリアン。
危険が近づいたことを知った二人は、パラダイスという名の
田舎町に移り住み、ナンバー4は“ジョン・スミス”として暮らし
始める。

通い始めたハイスクールで、ナンバー4はサラ(ダイアナ・アグロン)
という女性と出逢う。
お互いに惹かれ始める二人。
そんなナンバー4に、ついに追手が迫る・・・。

【 オーソドックス・・・でも! 】

既にどこかで耳にしたがありそうなストーリー。似たような物語
には散々触れたことがあるような気もします。
でも、昔、このような物語に胸を躍らせて読んだ感覚が今も
残っているからなのでしょうか。

 “苦難の中を雌伏して時を待ち、その時が到来したとき、
  秘めた能力が目覚め、愛と正義のために立ち上がる”

こういうストーリーって、今も胸が踊るんですよね。
昔と違って、胸を躍らせたころを想い出して、ちょっとノスタル
ジックな苦味も含まれているんですけど・・・(苦笑)。
そうです!実はだ~い好きなんです ^^♪
だからかもしれませがん、この作品、とても気に入りました☆


【 ダイアナ・アグロンが魅力的♪ 】

そんなオーソドックスなストーリーに、敵がバンパイアとエイリアン
という違いこそあれ、SFあり、サスペンスあり、アクションに、
ピュアなラブストーリーと、大枠は“トワイライト・サーガ”と同じで
下手をすると、質の悪いB級映画にもなる要素が十分かも。
でも、そこはこの夏に「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」
も公開されるマイケル・ベイがプロデューサーだからか、とても
魅力的な作品に仕上がっています。

でもでも、私がこの作品を気に入ったのは、それ以上にサラ役の
ダイアナ・アグロンの魅力のせいかもしれません *^^*

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私は知らなかったのですが、「glee/グリー」というTVシリーズで
人気の女優さんみたいですね。
この映画の中でも大人の女性のような表情をするときもあれば、
幼い子どものような表情をするときもあって別人のよう。
清楚感もあって、とても魅力的な女優さんだと思いました。
 
ちなみに、パンフレットは最初買わないつもりだったのですが、
ダイアナ・アグロンの写真が欲しくて、思わず買いに走ってしまい
ました ^^;
そんな彼女の魅力は、是非、映画で確かめて見てネ!

【 +plus 】

原作は、アメリカでベストセラーになったそうで、全6巻の予定の
“ロリエン・レガシーズ”シリーズ。アメリカでは第2巻がやっと、
2011年8月に発売されるそうです。
(※日本では第1巻が角川文庫から発売されているそう。
読んでみようかなぁ)。
そもそも、この物語はまだ完結していないんですね!(驚)

映画も、当然ですが、まだまだプロローグといった感じで終わって
おり、続編の製作はまだ決まっていないようです。
是非とも続きが観たいなぁ。


東京公園 【映画】 [映画の棚]

この映画は、映画館で予告編を観てからず~と気になって
いた作品。
出演しているのが好きな女優さんばかりだし、三浦春馬くんも
好印象の俳優さんだし。そして、何より予告編を観たときの
作品の雰囲気が私の好きな感覚にすごく合っていたので、
これは観なくては!と思っていました。
ところが・・・!気がついたら今週末で上映が終了。
   ん~、やっぱり観たい!
と、なんとか都合をつけて行ってきました ^^

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 ▲ official site (←ここをクリックね)をのぞいてみてネ!

 【 story 】

カメラマン志望の大学生の光司(三浦春馬)は、公園を訪れては
家族写真を撮っていた。
ある日、子ども連れの美しい女性(井川遥)をみかける。
思わずカメラを取り出し夢中で写真を撮っていると、ひとりの男性
から咎められる。

しかし、後日、光司は初島と名乗るその男性から「彼女を尾行して、
写真を撮って欲しい」と頼まれる。
そして、初島と彼女がどういう関係なのか、尾行して写真を撮る
理由が何なのかもはっきり説明をされないまま、半ば強制される
ように光司は依頼を引き受けるのだった。

【 もう一度、感じてみたい作品 】

「勧善懲悪」のような単純・明快な作品も好きですが、ただ、
ありふれた日常の光景の中で、ちょっとだけ“特別なこと”や“?”が
描かれていて、何かは分からないこともあるけど心に残る、そんな
作品が好きです。

この作品もそう。
光司が公園の女性(井川遥)を撮り続けて何を感じていたのか、
血の繋がらない姉(小西真奈美)にどんな想いを抱いていたのか、
幼馴染であり、親友の元カノにどんな気持を持っているのか、
映画の描かれ方ではちょっと明確に伝わってこなくて、正直なところ
「すごーくよかった!」という印象ではないのですが、でも、何だか
心に残っていて、 “もう一度、作品を感じてみたい!” そんな
気持になった作品です。

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【 魅力! 】

この作品は、女優さんたちの魅力に負うところも大きい気も!
(単純に好きな女優さんばかりだからかもしれませんが・・・^^;

まずは、大人の女性の魅力いっぱいの井川遥さん。遠くから眺めて
いるだけで惹かれていく・・・、光司のその気持が何となく分かるくらい
魅力がありました。
そして、元気いっぱいの美優役・榮倉奈々さん。単純そうながら、
実は複雑な内面を持っている、そんな女の子の複雑さが伝わって
きてよかったです。
そしてそして、何と言っても小西真奈美さん。
9歳年下の血の繋がらない弟への想い。抑えなくちゃいけない、
でも抑えられない、そんな複雑な想いがグッと伝わってきました。
この物語は、ある意味、美咲(小西真奈美)と光司の物語なのかも
しれませんね。

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 ▲ お美しい~☆
  小西真奈美さんの清廉として凛とした雰囲気が大好きです♪

【 +plus 】

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 ▲ 秋の美しい公園で展開される物語。
  木漏れ日の中、ぼ~と自然を眺めてみたくなりました。


タグ:三浦春馬

八日目の蟬 【映画】 [映画の棚]

切なくて感動して涙が止まらなかった角田光代さんの『八日目の蟬』
映画化に際して、この心に染みいる物語の世界を壊してしまわないか
という不安と、映像でもこの世界に触れてみたいという期待とが
入り混じって複雑な気持でした。
実際に映画を観てみましたら、原作の世界を壊していないというより、
それ以上に原作の世界を素敵に描いた作品になっていて、劇場で
涙しそうになりました (>_<)ナミダガアフレソウデシタ
(感動して、もう一回、原作を読みなおしたくなりました。)

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 ▲ official site は ここ をクリックしてネ!


【 story 】

 ― 優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした ―

秋山恵理菜(井上真央)、21歳、大学生。
薫と名付けられ、誘拐した希和子(永作博美)に4歳まで育てられ、
そのことが原因で実の家族にも心を閉ざし、人を愛することも、
愛されることも分からずに育った。

ある日、恵理菜の前にルポライターの千草(小池栄子)が現れる。
そして、不倫の子を妊娠した恵理菜は、自分の人生を確認する
かのように、千草とともに希和子との逃亡生活をめぐる旅に
出るのだった。
たどり着いた先で恵理菜の記憶の底から浮かんできたのは・・・

【 涙が出そうに・・・ 】

永作博美さん演じる希和子が薫に注ぐ愛情が伝わってきて、
観ていて切なく切なくて、涙がでそうになりました。
特にラスト近く、小豆島の写真館でふたりで写真を撮るシーンでは、
薫との別れの予感、あふれんばかりの薫への愛情などが伝わって
きて、胸に込み上げてくるものがありました。

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 ▲ 写真館でのシーン。希和子の気持が伝わってきました。

そして、フェリー港での別れのシーン。
薫を見つめる希和子のまなざしが切なくて、切なくて。
この映画は、永作さんの映画といっていいのではないでしょうか!
永作さんの演技が、より素晴らしい作品にしてくれていて、本当に
感動しました。

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 ▲ “つかの間の幸せ”が伝わってきて、寂しさを感じたシーンです。
   すごく印象に残るシーンです。

【 感動が次から次へと押し寄せてきます。 】

映画では、原作で描かれていなかった小豆島での恵理菜が描か
れています。
そして、小豆島で過去をめぐる旅をすることによって、人をどう
愛したらいい分からなくなっていた恵理菜が、希和子から注がれ
ていた愛、実の母から注がれていた愛に気づき、自分の子へ
愛情を感じるところが分かりやすく描かれていて、非情に心に
染みいってきました。

その原作の2章の感動シーンに、1章の切ないシーンが、映画では
一緒に描かれていて、感動が次から次へと押し寄せてきました。
原作の世界を壊さず、非常に丁寧に、そして、心情が私たちに
伝わりやすいように演出されていて、とても素敵な作品でした。
原作のファンの方にも、本当にお薦めの映画です。 

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タグ:井上真央

岳-ガク- 【映画】 [映画の棚]

本日から公開の映画、 『岳-ガク-』 を観に行ってきました♪
原作の漫画は評判が高いのでストーリーは心配ないし、私も
山が好きなので(登るので)、映画化を知って以来、ずっと気に
なっていた作品です。
冒頭から物語に惹き込まれました!
上映時間がすごーく短かかったです!!

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 ▲ オフィシャルサイトから期間限定でダウンロードできる壁紙
   期間限定なので、ダウンロードはオフィシャルサイトから
  お早めに!(ちなみに、上の壁紙は縮小しています。)

【 story 】

春、長野県警山岳救助隊に配属された椎名久美(長澤まさみ)は、
山岳救助ボランティアの島崎三歩(小栗旬)と出逢う。
山への秘めた思いを胸に日夜訓練に励む久美。
しかし、自然の猛威の前になすすべもない現実を前に、自らの
無力に苛立ち、焦りを募らせる。
そして、人の死に慣れてしまっているかのような三歩に、久美は
反発を覚えるのだった。
そんなとき、久美は三歩の笑顔の裏に隠された過去を知る・・・。

本格的な冬山シーズンを迎えたある日、急な天候の変化により
猛吹雪となった冬山で、多重遭難が発生する!
久美は悪天候の中、仲間と救助に向かうのだったが・・・。

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【 物語も、演技も、映像もすべていい! 】

だいたいの“あらすじ”が読める定番の展開ではありましたが、
美しさと厳しさを併せ持つ自然の迫力や、人の死に向き合い、
そして、ひたむきに人の命を救おうと頑張る主人公たちの姿に、
冒頭から物語にググッと惹き込まれました。

そして、小栗旬さんや長澤まさみさんの演技も素敵♪
小栗旬さんの笑顔は、本当に山が好き!という三歩の気持が
すごく伝わってきましたし、長澤まさみさんも単純なヒロインでは
なくて、一生懸命に山に向き合う山岳救助隊員という役を、
体当たりでぶつかっている感じがして好感でした。
北アルプスの山々は、1回登るだけでもすごく大変な山。
そんな厳しい山(しかも雪山)に実際に登って撮影した
小栗旬さんや長澤まさみさん、スタッフの方々はホント大変だった
でしょうネ!

さらに、物語、演技だけでなく、山々の映像も迫力。
美しい山々や雲海、時として厳しい吹雪など、自然の迫力が
とても伝わってきました。

なかなか見応えのある、観て損はない映画だと思いますョ!
(o^-')bスゴクイイ☆

【 ちょっとだけ… 】

ただ、気になった点をちょっとだけ・・・。
例えば、(山によってもちろん違いますが)夏の時期でさえ、山小屋へ
行くだけで4~5時間は登ります。
北アルプスを、しかも雪山を軽々と登っている(ように見える)三歩
には、ちょっと違和感が。
また、吹雪の中で顔をさらしているのは痛くて無理じゃないかなぁ!
(ただ、それらを差し引いても、素敵な映画です☆)

【 +plus 】

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 ▲ 劇場で販売しているクリアファイルです。
   素敵な写真で、思わず買っちゃいました ^^


 


タグ:長澤まさみ

マクロスF 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~ 【映画】 [映画の棚]

映画 『マクロスF 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~』 を観に
行ってきました。
イツワリノウタヒメが2009年11月21日の公開だったので、
1年以上経って、やっと続編というか「完結編」の公開。
ホント、“やっと”っというのが実感です ^_^;ジッカン!

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【 story 】

“シェリル”と“ランカ”の歌声が“ マクロス・フロンティア ”を救って
から数か月―。
コンサートの最中、シェリルは吐血し倒れる・・・。
一方、ランカはスターへの道を着実に駆け上がっていた。

表向きは平穏な日々の中、バジュラの力を狙って“ギャラクシー”
船団の生き残りが暗躍する。
一方、“フロンティア”にも、策謀をめぐらす者がいた。
策謀に巻き込まれる歌姫二人。
そして、その二人の歌姫に隠された秘密とは・・・

【 ストーリーもしっかり描かれていて(o^-')b 】

映画の宣伝では、テレビ版では描かれなかった恋の三角関係に
決着!といったことが前面に出ていたように感じましたが、
私はそれより “バジュラ” をめぐる策謀はどうなるのか、シェリルは
どうなってしまうのか、といった二転三転する展開の方にグッと惹き
込まれました。
“歌”、“バルキリー”、“三角関係”は「マクロス」の魅力ではありま
すが、それだけでは深味のない物語で終わってしまうところ、
背後にしっかり惹きつけるストーリーが描かれて、魅力的な作品に
なっていたと思います♪

ただ、すご~く大きな不満が一つ。
マクロスって、舞台は未来の宇宙であっても、恋にしろ、歌にしろ、
戦闘機にしろ、現在の日常に近い、とてもリアルな物語だと思って
いたのですが(だからこそ共感されて、支持されているのだと思う
のですが)、それが巨大戦艦がサーフィンって・・・(絶句)
(きっと、観ていない方には分からないと思いますが・・・)
これには、一番盛り上がる場面なのにいっきにクールダウンして
しまいました。
この作品が好きな方も多いと思いますし、あまり批判はしたくない
のですが、私も好きな作品なだけになおさら愕然・・・。
他に描き方がなかったのかなぁ。それがすご~く残念です。

MacrossF2_02.jpg
 ▲ パンフレットの表紙☆


【 +plus 】

昨日は、2月26日の公開からちょうど1週間。
公開日ではないし、しかも、21時45分開始の上映回を選んだので
少しは空いているかと思いきや・・・。
甘かったぁ ^^; 
そのシネコンで一番大きいらしいシアターは人がいっぱい!
改めてマクロス人気に驚かされました。
しかも、パンフレットは売り切れてるし・・・。
いや~、ホント驚きです。

MacrossF2_03.jpgMacrossF2_04.jpg
 ▲ 本当に“絶賛”公開中ですよネ♪


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