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バビロンの秘文字 【堂場瞬一】 [どきどきな物語の棚]

 作品の評判が高かったので、図書館で借りて読んでみました。
第1巻は予約待ちをしましたが、第2巻以降は予約なしで借り
られて・・・。
 私は第1巻から引き込まれた作品だったので、正直、予約が
少なくて意外です。もっと人気があってもいいのに!という印象
です。

  バビロンの秘文字s.jpg
   ▲ バビロンの秘文字I - 胎動篇
    ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
    作者: 堂場 瞬一
    出版社/メーカー: 中央公論新社
    発売日: 2016/01/22
    メディア: 単行本

【 story 】

 言語学者の恋人・里香から話があると連絡を受け、彼女に会う
ためストックホルムを訪れたカメラマンの鷹見正輝。しかし、何も
話を聞かないうちに里香が勤める語学研究所が爆破され、彼女も
何かから逃れるように姿を消す。彼女の行方を追ううちに、里香と
共に消えたタブレットと呼ばれる粘土板が鍵をにぎっているらしい
ことが明らかになるが・・・。

【 ワクワクさせる展開! 】

 最初は、なぜ里香が姿を消したのか?何に巻き込まれたのか?
という疑問から始まり、物語がめまぐるしく展開するとともに
  里香と消えたタブレットには何が書かれているのか?
  タブレット奪取を図る組織は何か?
  なぜタブレットを必要とするのか?
と次々と生じる新たな疑問にグッと引き込まれ、全3巻をあっという
間に読んでしまいました。
 超古代史に秘められた謎というのはロマンがありますし、飽きさせ
ない展開でおもしろかったです。

 [ご注意]
  先入観を与えてしまうといけないので未読の方は、この後は
  読まないようにしてください。

【 ただ・・・ 】

 ただ、ラストは少々 “ん!?” という感じ。
 詳しくは書けないですけど、里香の決断に共感できず・・・。その理由で?
といった印象です。なので、ラスト直前まで私の中では高評価だった
のですが、ラストで評価がグッと落ちてしまったかな。
まあ、それでも総じて面白くてお薦めの作品です  ^^bグッド!


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ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK マツオヒロミ 【画集】 [画集の棚]

 表紙からは感じづらいかもしれませんが、大正ロマンのような
レトロ感をにじませつつ、現代感もある魅力的な作風。
 正直、小説のイラストで見かけていたくらいなのですが、画集が
出ると知って、躊躇なく購入しました。

  マツオヒロミs.jpg
  ▲ ILLUSTRATION MAKING & VISUAL BOOK マツオヒロミ
        ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ! )
    作者: マツオ ヒロミ
    出版社/メーカー: 翔泳社
    発売日: 2016/08/09
    メディア: 大型本

 タイトルに “MAKING” とあるように、完成までの作業工程の
解説もあります。私はどちらかというと、完成された美しい作品を
たくさん見たいので、もっと作品をたくさん載せてほしかったな!
 ただ、この画集はページ数が多いので、メイキングを載せたた
め作品数が少ないとまでは感じませんでした。

  マツオヒロミ2.JPG
▲ 表紙のイラストの作業工程も載ってますヨ!

   マツオヒロミ3.JPG
  ▲ 表紙のイラストよりこのようなイラストの方が、このイラスト
    レーターさんの作風が感じられるかな☆

  マツオヒロミ4.JPG
  ▲ 小説に使用された作品も載せられています。

  こういうイラストってだ~い好きです! マツオヒロミさんには、
どんどん活躍していって欲しいな(*^-')ガンバッテー♪☆
   



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阪急電車 【有川 浩】 [ラブストーリーの棚]

 短い区間の路線の、ある電車に乗り合わせた人たちの物語。
 
 えんじ色の車体を見かけたことくらいしかない私にとって、縁の
薄い電車なので、読んで身近に感じるかなって心配でしたが、
そんな心配は不要! しかも、とても素敵な作品でした。

  阪急電車s.jpg
  ▲ 阪急電車はレトロな雰囲気だそうですが、この表紙の
   文字もレトロな雰囲気の文字を使っていていいですネ♪ 

    阪急電車 (幻冬舎文庫)
    ( ↑ amazonへは、ここをクリックしてネ!)
    作者: 有川 浩
    出版社/メーカー: 幻冬舎
    発売日: 2010/08/05
    メディア: 文庫

【 もしかしたら☆ 】 

 今津線という阪急電車各線の中でもマイナー(だそう)な路線を
舞台にした物語。しかも、そのその各駅名をタイトルにした連作
短編です。

 その駅ごとに登場する人物たちは、それぞれが「何か」を抱えて
おり、私たちの日常と同様、それぞれが無関係にすれ違うだけで
すが、ほんのわずかな、他人ならず本人すら気を留めないような
一瞬の関わりが、それぞれの人生にとって、大きな影響を与えて
いきます。

 この物語の人たちのように、現実にも、きっと、それぞれが他人
からはうかがい知ることのできない「何か」を抱えて電車に乗って
いるのだろうなって思います。
 そして、自分も、もしかしたら一瞬、すれ違った人から影響を受け、
また影響を与えているのかもしれませんね。そう思うと、何だか
楽しくなってきますよネ ^.^ ♪

【 読者のツボを押さえています! 】

 物語は行く(往路)だけでなく、戻ってくる(往路)もあります。往路
を読んでいった時、各短編に出てきた人たちは、「その後、どうした
のだろう?」って気になりました。
 そこは、さすが有川さん!その辺は、読者の気持がよく分かって
いますよネ!ツボを押さえています!! 復路に、往路のほんの
ちょっと先の「その後」が復路で描かれています。そして、その人たち
が、みんな1歩「前」に踏み出しているところが嬉しく、有川さんの
やさしさが伝わってきました。

 行って見たことのない路線ですが、行ってみたくなりました。


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ナムジ -大國主- 【安彦良和】 [コミックの棚]

 日本最古の歴史書である古事記、日本書紀(いわゆる「記紀」)
にも出てくる、出雲大社の祭神としても有名な大国主命(おおくに
ぬしのみこと)を主人公とする作品。
 出自不明のナムジが、やがて大国主命として於投馬(いずも)を
治めることになるが・・・。安彦良和さんの描く魅力的なキャラたち
が躍動しています。

  ナムジ1c_s.jpg
  ▲ ナムジ―大国主 (1) (中公文庫―コミック版)
    ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
    作者: 安彦 良和
    出版社/メーカー: 中央公論社
    発売日: 1997/09
    メディア: 文庫

【 story 】

 2世紀後半、倭の国・於投馬(いずも)。その浜に1人の少年が
漂着する。彼の名はナムジ(大國主)。
 彼は、鉄山に強制労働に出され、倭人としての印である刺青を
入れられる。そこで、その地を治める王スサノオの娘・スセリとの
出逢いがナムジの運命を変えていく・・・。

  ナムジ4c_s .jpg
  ▲ 第1巻の若き日のナムジに比べ貫禄が!

【 古代史の魅力♪ 】

 いくつか読んだ古代史に関する本によると(詳しくはないので、
ここに書いていることもどこまで定説なのか分かりませんが)、
大国主命などの神々の時代(記紀以前の時代)については、
「真実の歴史は分からない」と言うのが本当のところだそうです。

 つまり記紀に描かれた神話は、当時の権力者によって都合
良く描かれている可能性があり(例えば、出雲の国譲りは平穏
に行われたように書かれていますが、実は、武力を背景にした
委譲というのが定説だそう)、遺跡や出土品などから、「当時は
こうだったのだろう」といった推測(解釈)するしかないのだそう
です。

 したがって、我々が歴史の真実として教えられている事実も、
実は、推測が幅広く支持されたものなんだそうですが、古代の
人々の価値観や行動様式が現代人のものと一致するとは限り
ませんから、もしかしたら、現代の感覚などで行う解釈(想像)
自体が間違っているのかもしれません。

 そんな何も分からない時代のことですから、いろいろな解釈
(想像)がなされますが、もしかしたら真実はこうかもしれないと
想像がかき立てられるからこそ、古代史にロマンを感じ、人々
を魅了しているのでしょうね。

 このナムジも安彦版「大国主命」物語。かなり大胆な解釈が
されている印象も受けましたが、現代の常識が通じない世界
を舞台に、ナムジという若者の冒険・出世物語として楽むこと
ができました。面白かったです!

【 +plus 】

  ナムジ1k_s.jpgナムジ4k_s .jpg
  ▲ 1巻と4巻のカバー。上の中公文庫版と比較して見てネ!
    古事記巻之一  完全版 ナムジ   大國主 壱 (カドカワコミックス・エース)
    ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
    作者: 安彦 良和
    出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
    発売日: 2012/08/22
    メディア: コミック

 カドカワコミックスからも、ナムジが刊行さえています。カドカワ
コミックスはB6判ですので、中公文庫(文庫判)より少し大きい
のかな。


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恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近 【エドモンド・ハミルトン】 [古典的名作の棚]

 私が “古典的SF” 作品というとまず思い浮かべるのが、この
「キャプテン・フューチャー」シリーズ。学校の図書館で借りて、
止められずに夜中まで読んだ想い出があります。
 当然、とっくに、このブログで取り上げていたと思っていたの
ですが・・・。たぶん、ほとんどの作品を読んでいるはずですが、
やはり第1作を取り上げますね。

  CF全集1s.jpg
  ▲合本版の表紙は、鶴田謙二さん。
   大好きなイラストレーターさんです。

   恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近! <キャプテン・フューチャー全集1> (創元SF文庫)
   ( ↑ amazonへは、タイトルをクリックしてネ!)
   作者: エドモンド・ハミルトン
   出版社/メーカー: 東京創元社
   発売日: 2004/08/24
   メディア: 文庫

【 story 】

 幼い頃、両親を殺害され、科学者で「生きている脳」のサイモン、
鋼鉄ロボットのクラッグ、合成人間のオットーにより月面基地で
育てられたカーティス・ニュートン。
 3人による英才教育の結果、高度な科学知識とずば抜けた
身体能力を身につけ、正義感に溢れた若者に成長した彼は、
太陽系の未来のためにキャプテン・フューチャーと名乗り、人々
のために生きる決意をした。そして、人々の危機を幾度と救い、
太陽系の人々から尊敬を集める存在となっていた。
 そんなキャプテン・フューチャーたちに、太陽系政府主席から、
助けを求める連絡が入る。木星で「祖先返り」と呼ばれる、人々
が獣に変化する事件が発生し、拡大しているというものだった!

【 冒険ロマンに満ちたシリーズ☆ 】

 善は善、悪は悪と単純明快なのが古典的作品のいいところ。
善が実は悪であったり、悪であると思ったら実は正義の真実が
隠されていたりといった複雑さはなく、単純に、善が悪と戦い
懲らしめていくので安心して読めます。
 また、第1作の敵が「宇宙帝王」のように、今だったら絶対に
つけないであろうネーミングがほほえましくもあります。

 そして、最大の魅力は、現在の科学的常識にとらわれること
のないロマンが満ちあふれたところ。
 この第1作の舞台は木星ですが、木星人がいたり、失われた
高度な文明の痕跡があったり、まだまだ未知・未開の地が多く、
想像を絶する生物がいたりして、まさにフロンティアでの冒険
ロマンに満ちあふれています。
 そして、キャプテン・フューチャーが発明した人の姿を見えなく
する装置(ただし、万能の装置ではなく、効果の時間が限られ、
それで窮地に立つこともあるところがニクい!)などの高度な
科学技術を活用して、幾多の危機をくぐり抜け、コメット号で
太陽系を所狭しと駆け回るところなどワクワクさせられます。
今では、きっと、こういう魅力の作品は描けないでしょうね。

  CF_Hayakawa_s.jpg
  ▲ ハヤカワ文庫版の表紙。このシリーズは、古書店など
   で見つけると、手に入れるようにしています。
    味があるイラストですよネ♪

【 +plus 】

 この合本版では、キャプテン・フューチャー誌(というものが
あったよう)に掲載されたコラムが紹介されています。それによ
ると、キャプテン・フューチャーの世界では、月に人類が到達
したのは1971年(現実は1969年)だそう。月への到着は、
現実とほとんど一致していますね。
 キャプテン・フューチャーの第1作が発表されたのが1939年。
そして、キャプテン・フューチャーの世界では、1988年に木星、
2002年には冥王星に到達しているそうですから、作者のエド
モンド・ハミルトンは、2016年って世界をどんな世界になって
いると想像していたのかなぁ!


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ストーリー・セラー 【有川 浩】 [ラブストーリーの棚]

 この作品は、ハードカバーが出版された際、デザインが素敵だ
と感じたのと、内容も非常に評判が良かったのを覚えています。
なので、文庫になるのを待っていたのですが、ここ最近、ラブ
ストーリーに触手がのびなくて・・・^^;
文庫が発売されたのを知っても、手に取りませんでした。読んだ
きっかけは人が貸してくれて。読んでみたら(*^-')bグッド♪

  story seller_s.jpg
  ▲ 青いリボンが鮮やかな素敵なデザインですネ♪
    ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)
    ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
    作者: 有川 浩
    出版社/メーカー: 幻冬舎
    発売日: 2015/12/04
    メディア: 文庫

【 story 】

「彼」に背中を押され作家になった「彼女」
二人は夫婦になり、幸せな生活はいつまでも続くと思っていた。
しかし「彼女」を襲った病・・・「致死性脳劣化症候群」。
「彼女」のためだけに名付けられたその病気は、複雑な思考を
すればするほど脳が劣化し、やがて死に至る病だった。
二人が選んだ道は・・・。

【 有川作品って“だ~い好き” ^-^ 】

最初に触れたとおり、ラブストーリーは久しぶりで、ましてや有川
作品に限定するとなるとなおさらでした。読んでみたら、さすが
有川さん、読みやすい!冒頭からスーと物語に惹き込まれ、
とても心地よく物語が展開、そして、胸をギュッとつかむ読後感!
どうしたら、このような読後感を醸し出せるのでしょうね。
 「もっと有川作品を読みたい!」っとスウィッチが入ってしまい
ました。

 作品としては、side:Aとside:Bの2作品が収録されています。
いずれも、「彼女」が作家であることを共通に、「彼女」と「彼」を
めぐる物語ですがそれぞれは独立した全く別の物語。
 いずれの作品も、運命的とも言える出逢いに始まり、お互いを
深く理解し合った夫婦の絆、そして死が二人を別つまでのキレイ
すぎるくらい美しい、理想とも言える二人の関係が描かれていま
す。こんな美しい関係など、現実にはありっこないよと突っ込み
たくなります(笑)
でも、この徹底した理想と美しさに嫌みがないところがいいです
よね。だから有川作品って大好きです。
 


タグ:有川浩
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2015年の映画興行収入 【映画】 [tea room]

 毎年1月末、社団法人 日本映画製作者連盟(映連)から、前年の
映画産業に関するデータが公表されており、興行収入(興収)も発表
されています。
 2015年の傾向としては、洋画が盛り返してきているそうで、興業
収入で、邦画が前年比99.7%とほぼ横ばいの一方、洋画は前年比
112.1%の伸びでした(興収全体では洋画が44.6%と、まだ邦画
の方が収入が多いです)。

 入場者数も、約550万人増(前年比103.4%)の1億6630万人
だそうです。興味深いデータがたくさん公開されているので、是非、
日本映画製作者連盟のホームページを覗いてみてください。
( ↑ ここをクリックしてネ!)

 ※ 下の一覧は、記者発表の配布資料の一部をコピーさせていただきました。
  ※ 「2014年の映画興行収入」記事は、こちら をクリックしてネ♪
      ☆ 昨年より前の記事は、下のタグから見れますヨ!


 2015年度(平成27年)興収10億円以上番組 (平成28年1月発表)

[邦画]

順位 公開月 作品名興収
(単位:億円)
配給会社
114/12月 映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!78.0東宝
27月 バケモノの子58.5東宝
37月 HERO46.7東宝
44月 名探偵コナン 業火の向日葵(ひまわり)44.8東宝
53月 映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)39.3東宝
64月 ドラゴンボールZ 復活の「F」37.4東映
78月 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN32.5東宝
85月 映画 ビリギャル28.4東宝
86月 ラブライブ!The School Idol Movie28.4松竹
103月 映画 暗殺教室27.7東宝
118月 BORUTO -NARUTO THE MOVIE-26.2東宝
127月 ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪(リング)の超魔神フーパ
ピカチュウとポケモンおんがくたい
26.1東宝
139月 ヒロイン失格24.3WB
149月アンフェア the end23.6東宝
153月 ストロボ・エッジ23.2東宝
164月 映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~22.9東宝
1714/11月寄生獣20.2東宝
1814/12月THE LAST -NARUTO THE MOVIE-20.0東宝
1914/12月アオハライド19.0東宝
2010月 図書館戦争 THE LAST MISSION18.0東宝
2110月 バクマン。17.6東映
226月 海街diary16.8東宝/GAGA
229月進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド16.8東宝
244月 龍三と七人の子分たち16.0WB/オフィス北野
254月 寄生獣 完結編15.0 東宝
26 14/12月バンクーバーの朝日14.2東宝
275月 新宿スワン13.3SPE
285月 イニシエーション・ラブ13.2東宝
288月日本のいちばん長い日13.2アスミック・エース/松竹
2810月 ギャラクシー街道13.2東宝
316月 予告犯13.1東宝
3111月 劇場版 MOZU13.1東宝
332月 TERRACE HOUSE CLOSING DOOR13.0東宝
343月 風に立つライオン11.7東宝
359月 心が叫びたがってるんだ。11.2アニプレックス
369月 天空の蜂10.8松竹
371月 映画ST 赤と白の捜査ファイル10.6東宝
3811月 グラスホッパー10.0松竹/
KADOKAWA
3811月 ガールズ&パンツァー 劇場版10.0ショウゲート

 ちなみに,私が興業収入10億円以上に寄与した(つまり観た)作品は

   第20位 図書館戦争 THE LAST MISSION
   第22位 海街diary
   第31位 予告犯          の3本だけでした。

 洋画では、
   第2位 ベイマックス
   第5位 ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
   第9位 ターミネーター:新起動/ジェニシス

 なお、洋画の第1位は、これ! 興行収入は95.3億円だそうです。

    Jurassic World_s.jpg


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『小説・映画がだ~い好き』のBest3!【2015年・小説編】 [tea room]

 私が感動したり気に入って、“ずっと手元に置いておきたい!”とか
“この感動を伝えたい!”と思った作品を紹介しているこのブログ。
 その中からMy Best 3を2008年から選んでおり、2015年も選ん
でみました♪
 
 [ご注意]
   2015年に新たに刊行された小説ではなく、2015年に私が読んだ作品
  中から選んだものです。どのような作品を読んだかは、下に読書リスト一覧を
  載せております。
     また、年間Best3は、過去3年だけを載せておきますので、気になる方は、
  覗いてみてくださいネ!
     『小説・映画がだ~い好き』のBest1!【2012年・小説編】
     『小説・映画がだ~い好き』のBest1!【2013年・小説編】
           『小説・映画がだ~い好き』のBest1!【2014年・小説編】


 ★☆
2015年『小説・映画がだ~い好き』の小説・My Best1は―☆★

第1位
  約束の森 【沢木冬吾】 (Link)
   息をつかせぬ展開、主人公を中心に心温かくなる人間関係や
  犬との関係などが描かれ、どんなラストを迎えるのかと最後まで
  ドキドキしながら読んだ作品です。素敵な作品を発見した喜びの
  あった作品でした。(o^-')bサイコー♪
   2015年のかなり早い時期に読んだのですが、そのときから、
  Best1になるのではないかと感じていた作品です。

    約束の森s.jpg     
    ▲ 約束の森 (角川文庫)
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      作者: 沢木 冬吾
      出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
      発売日: 2014/07/25
      メディア: 文庫

第2位
  新宿鮫 【大沢在昌】 (Link)
   以前から気になりながら読んでいなかったこのシリーズ。主人
  公が一匹狼の警察官なので、「非情で不条理な暴力も厭わない
  主人公のハードボイルド作品」だと勝手に想像していて、好みで
  はないとずっと避けていました。ところが、読んでみたら全くの誤
  解。正義感が人一倍強く、人間的にもとても温かな主人公。
  ストーリーもドキドキの連続。とてもおもしろかったです。
   さすが超人気シリーズです。

    新宿鮫.jpg        
    ▲ 新宿鮫 新装版: 新宿鮫1 (光文社文庫)
       ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
      作者: 大沢 在昌
      出版社/メーカー: 光文社
      発売日: 2014/02/13
      メディア: 文庫

第3位
  月の影 影の海(十二国記)【小野不由美】 (Link)
   この十二国記シリーズも以前から気になっていた作品。読み始
  めたらおもしろくて、今年読んだシリーズ作品数は8冊(6作品)と、
  年間に占めた割合も大きかったシリーズです。特に好きなのは
  「風の万里 黎明の空」(epi4)と図南の翼(epi6)なのですが、
  やはり「月の影 影の海」(epi1)から読んだ方がいいかな。シリー
  ズ全体で第3位と理解していただいた方がいいです!
   ちなみに、今は、読むと十二国記の世界観が変わるという
  「魔性の子」(Epi0)をどのタイミングで読むか(一番最初がいい
  という意見もありますが)、迷っているところです。重い話しと聞い
  ているので躊躇しています ^^;

    月の影 影の月ー上.jpg月の影 影の月ー下.jpg
    ▲ 月の影 影の海〈上〉―十二国記 (新潮文庫) 
      ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
      作者: 小野 不由美
      出版社/メーカー: 新潮社
      発売日: 2012/06/27
      メディア: 文庫

ベストカバー賞
  2015年は気に入ったカバーがいくつもありましたので、今回は、
 ベストカバー賞も選んでみたいと思います。

    プラ・バロックs.jpg
    ▲ プラ・バロック (光文社文庫)
      ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
      作者: 結城 充考
     出版社/メーカー: 光文社
     発売日: 2011/03/10
     メディア: 文庫

 この結城充考さんの「プラ・バロック」と、高橋克彦さんの「竜の柩」
で迷いました。
 それにしても、このカバーのセンスは抜群です(もろ私好み!)。
内容的にも、ベスト3には入れませんでしたが、私の中ではかなり
高順位の満足度の高い作品でした。

[総評]

 普段は、バランス良くいろいろな作品と触れ合いたいと思い、同じ
作家さんや、シリーズものを集中(連続)して読まないようにしている
のですが、十二国記がシリーズ8冊6作品ですし、「ガーゼィの翼」の
全5冊や、再読ですが「小市民シリーズ」4作品、現在も「竜の柩」
シリーズを連続して読んでおり、このように集中して読んだのが
特徴的です。シリーズは、その世界観やキャラクターの位置づけなど
を知っているので、スッと物語に入っていけるのが良いところですね。
 そんな感じで再読が多かったため、今年のベストの選考対象作品数
は44作品(再読は対象外)と、例年に比べて若干少ないですが、でも、
“天翔る”や“竜の柩”などなど、かなり満足感の大きい作品に出逢え
ました。

  ※ 過去、『「小説・映画がだ~い好き」の映画・My Best1』も選んでいま
    したが、2015年もベストを選ぶほどの作品数は観ておらず・・・。
     2015年も見送りさせていただきますm(_ _)m 

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出逢った小説リスト 【2015年10月-12月編】 [読んだ作品リスト]

2015年(平成27年)の10~12月に私が出逢った小説たちです

 今期は、何となくSF・伝奇ものがすごく読みたくなって手に取りま
した。特に、以前から日本古代史に興味があったので、独自の
解釈を融合させた「龍の柩」を今年の最後に読めて良かったです☆

  ※ 『出逢った小説リスト【2015年7月-9月編】』もよかったらどうぞ
  ※ 既に紹介している作品のタイトルにはLinkを貼っています。

*:..。o○★゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆*:..。o○★゚・:,。*


― 10月 ―

47-50_ガーゼィの翼 2-5 【富野由悠季】
 前四半期に読んだ第1巻を含め、全5巻をいっきに読みました。
バイストン・ウェル物語としては、「オーラバトラー戦記」や「リーンの
翼」は知っていましたが、この「ガーゼィの翼」は、刊行当時、作品
の存在を知らなくて、今頃になって、古書を入手して読みました。
 バイストン・ウェルの物語は壮大な世界観という印象なのですが、
この作品は、こぢんまりとした物語だったという印象です。終わり方も、
急にばっさりと終了してしまった印象で、えっ!?という感じでした。

  ガーゼィの翼5.JPG
  ▲ 最終話(第5巻)のイラストです。
    
ガーゼィの翼〈5〉バイストン・ウェル物語 (ログアウト冒険文庫)
    ( ↑ amazonへはタイトルをクリックしてネ!)
    作者: 富野 由悠季
    出版社/メーカー: アスキー
    発売日: 1997/02
    メディア: 文庫

51_リカーシブル 【米澤穂信】
 私の勝手な印象なのでしょうが、米澤穂信さんの作品の雰囲気は、
全体的に、重いというか、閉塞感のようなものを感じることが多い
です。この作品も、伝説が残り、因習にしばられた街を舞台にした
物語。やはり、重くて、閉塞感といった空気をまとわりつかせていま
す。物語には、終盤までどうなるのかと惹き込まれ、おもしろかった
のですが、ラストは、謎が解明されただけで終わってしまったという
感じで物足りなさも・・・。私的には、もう少し謎が明らかになった後の、
主人公の女の子と周囲の関係の変化まで描いてほしかったな。

― 11月 ―

52_天翔る 【村山由佳】 (Link)
 やさしい物語。心がじんわりと温かくなるものがあって、久しぶり
に心地よい読後感と満足感に浸れた素敵な作品でした。私好みで、
非常にお薦めです。詳しくは、タイトルをクリックしてネ!

53_ホテルローヤル 【桜木紫乃】
 直木賞受賞作。映画化もされましたので、以前から気にはなって
いたのですが、なかなか読むきっかけがなく・・・。
 ローヤルというラブホテルを舞台にした短編。だんだんと時が遡っ
ていくので、前の短編でさりげなく描かれた描写が、数話後に理由
が明かされるなど、廃墟に至るまでにローヤルを通り過ぎていった
人々の人生が次第に明かされていく印象でした。

  ホテルローヤルs.jpg
  ▲ ホテルローヤル (集英社文庫)
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    作者: 桜木 紫乃
    出版社/メーカー: 集英社
    発売日: 2015/06/25
    メディア: 文庫

54_罪の余白 【芦沢 央】
 映画された作品です(2015年10月公開)。非常に重い作品で
した。
 一人娘が高校の学校のベランダから落ちて死亡。自殺として処
理されますが、娘との二人暮らしだった父親が、なぜ娘の悩みに
気づけなかったのかと苦悩します。そんな父親の視点と、死に追い
やった同級生2人、父親の同僚の4名の視点で物語は進みます。
 罪というには言い過ぎのような、でも、罪ではないかと言うとそう
でもないような境界線のお話。現実にあり得ることで、もし自分が
父親の立場だったらどうするのだろうかと読んでいて前半は苦しく
なりました。後半は、どのような結末になるのだろうと惹き込まれ、
結末は、少し痛みを和らげてくれた感じです。

  罪の余白s.jpg
  ▲ 罪の余白 (角川文庫)
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    作者: 芦沢 央
    出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
    発売日: 2015/04/25
    メディア: 文庫

55_涼宮ハルヒの動揺 【谷川 流】
 「罪の余白」が非常に重い作品だったこともあって、軽いものを
読みたくなり手に取りました。
 前作までの既に描かれたエピソードとエピソードを繋ぐ短編なの
で、スケール感はありませんが、ドタバタが楽しめました。毎回、
読んでいて感じますが、作者は知識と語彙が広いですよね。

56_図南の翼 【小野不由美】
 十二国記シリーズのepisode6です。おもしろくて、あっという
間に読んでしまいました。王不在の荒れた国を憂い、昇山を
めざすわずか12歳の女の子の冒険物語、ロードノベル。
 道中の幾多の困難の中で、危険を乗り越え世の中を知り、
人間的に成長していきます。私の中でも十二国記の中でも1、2
を争うお気に入りの作品です☆

  図南の翼s.jpg
  ▲ 図南の翼 十二国記 (新潮文庫 お 37-59 十二国記)
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    作者: 小野 不由美
    出版社/メーカー: 新潮社
    発売日: 2013/09/28
    メディア: 文庫

― 12月 ― 

57_ハーモニー 【伊藤計劃】 (Link)
 読んだことも、どんな作品を書いているのかも知りませんでした
が、評価が高い作家さんなので映画を観てみました。少々、難解
なストーリーで、特にラストが理解しきれずモヤモヤっとしたので
小説を読んでみました。
 小説は、事前に映画で世界観が分かっていたのでイメージしや
すく入りやすかったですが、逆に、もし観ていなかったら、うまく
物語を理解できたか自信がないかな。私的には、小説と映画の
両方でやっと理解できた印象なので、これから読む人には、
映像を観てから本を読む方がお薦めです。
 映画については、タイトルをクリックしてネ!

58_竜の柩1 【高橋克彦】 (Link)
 日本古代史や神話に登場する「龍」をめぐる伝奇小説。古事記、
日本書紀や神話に対する解釈には、真実ではと思わせる説得力
があります(主題の「龍」に対する解釈は突飛すぎますが、単純に
笑い飛ばせないところも)。読み応えがあって、私は大好きです!
詳しくは、タイトルをクリックしてネ!

  竜の柩1(祥伝社)s2.jpg竜の柩1(講談社)s.jpg
    ▲ 左が祥伝社文庫、右が講談社文庫です。
    私は、左の祥伝社のカバーのが好きかな☆

 


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出逢った映画リスト 【2015年7月-12月編】 [映画の棚]

2015年の下期は、本数は少なかったけど、見応えがある作品
が多かった印象です
なので、下期も「出逢った映画リスト」として、まとめてみますネ♪ 

 ※2015年上期のリスト(Link)も良かったらのぞいてネ。

06_ターミネーター ジェニシス

    terminator_genisys_s.jpg

 このシリーズ、やはりインパクトがあったのは第1作と第2作。
ホント名作だと思います。その後の作品も、それなりにおもしろ
かった印象は残っているのですが、あまり内容を覚えてなくて・・・。
 今回の作品は、ホントおもしろかった!第1作の懐かしい
シーンを描きながら、“こういう展開か!”っと驚く展開。第1作や
第2作を知らないと十分に楽しめないところもありますが、観て
いる人には懐かしのシーンにも出逢えて、とても楽しめる作品
だと思います。
 ちなみに、エンドロールが始まってすぐ出て行ってしまう人が
多かったのですが、エンドロールの中間で、映像が入りました。
そういう作品は意外と多いので、ゆっくり作品の余韻に浸るつ
もりで、最後まで観た方がいいと思いますよ。

07_ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション

  mission_impossible_rogue_nation_s.jpg

 このシリーズだし、最初から最後まで、息つくひまもない展開に
なるだろうとは思ってましたが、話題となっている飛行機の離陸
シーンだけでなく、水中シーンや、特にバイクの疾走シーンなどは、
すごい迫力で、手に汗握りました。ストーリーもおもしろくて、
まさに最後まで息つく暇のない展開。それにしても、トムのスタン
トはすごいとの一言に尽きますね。
 観に行く前にシリーズ第1作を見直したのですが、それもあっ
て、トムも少し年をとった印象。シリーズ最終作と宣伝していま
すが(どうして最終作かは知りませんが)、このシリーズ、トム自ら
のスタントシーンが売りでもありますから、トムの年齢のことを
考えると、最後になるのはやむを得ないのかもしれませんね。
とても残念ですが T_T

08_図書館戦争 THE LAST MISSION

  図書館戦争2(1s).jpg

 第1作は観ていましたし原作が好きなので、迷うことなく観に
行きました。原作の図書館「危機」(第3作)と革命」(第4作)が
ベースなのかな。
 戦闘シーンが多くてスゴく迫力はありましたが、個人的には、
郁と堂上の関係をもっと描いて欲しかったなという印象です。
 詳しくは、こちらをクリックしてネ!

09_<harmony/> ハーモニー

  harmony02s.jpg

 原作者の高評価を知り、映画の予告編をネットで見てみたら
興味をそそられ、内容をほとんど把握しないまま観に行きました。
 映像はキレイで丁寧に作られています。肝心なストーリーです
が、少々難しく、後で原作を読んで理解できたようなところもあり
ました。かなり原作に忠実に映像化しています。
 詳しくは、こちらをクリックしてネ!

 

 2015年に観た映画は9本。前年に比べれば増えましたが、
何本か観たい映画を見逃しました。観た作品の中では、何と言っ
てもターミネーターとミッション:インポッシブルがおもしろかった!
 いずれも家で第1作を観たのですが、シュワちゃんもトムも
若かった!あと、ターミネーターを観ていると、SFX技術の進歩
に驚かされますね。
 さてさて、2016年はどんな映画に出逢えるか!楽しみ☆


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